2018年2月24日土曜日

流行ってるの?マッサージチェア


ここ数年ぐらいでしょうか、ネグロス島内の大きなショッピングモールなどで、やたらマッサージチェアが置いてあるのを見かけます。実際に使ったことがないので、詳しいことは分かりませんが、コインを入れて動かすタイプらしい。さすがに順番待ちはないけれど、土日などは、そこそこ人気があるようです。

私が見た限りでは、機械だけポンと放置ではなく、必ず係の人がついていますね。トラブル対応もあるでしょうけど、放っておくと、無料の安楽椅子とばかりに、いつまでも座って喋り込む人が続出しそうなので、タダ座り防止でしょう。

だいたいどこでも、リゾートにはマッサージが付き物の、フィリピンを含めた東南アジア諸国。マニラなど、ホテルの部屋にセラピスト(マッサージャーのこと)を呼んでの施術は、売春の温床になることあって、あまり良いイメージを持たない人も多いかも知れません。

でも、こちらで暮らしてみると、いかがわしいものではない普通のマッサージが、現地の人の生活にかなり浸透しています。私たちが移住した翌年には、シライにも「ロイヤル・スパ」というマッサージ屋さんがオープン。規模の大きなチェーン店らしく、州都バコロドにもあります。もちろんこの一軒だけではなく、バコロド市内には他にも何十軒。

当初は、平日昼間の割引タイムを利用して、週一で通ったシライのロイヤル・スパ。内容は顔や足の部分的なものから、全身マッサージまで。オイルに、ノーオイルの指圧(そのまんま Shiatsu と表記)、温めた石によるストーンマッサージや、ガラスカップで吸い出すカッピング。タイ式もある。だいたい一通り揃っている感じ。

最近では、店に出向くのも面倒になり、毎週出張マッサージを依頼。セラピストは、一時期マッサージビジネスをやっていた、家内の従弟ラルフの紹介で、シャロンという30代の女性。家族は旦那さんと子供が一人。時々その旦那さんが運転するバイクの後ろに乗ってくることも。

女性とは言っても、なかなかガッチリした体格で、腕力も握力も相当あります。いつもフットマッサージを30分、全身のオイルを1時間で頼んでいて、仕上げのストレッチでは「ぎょえ〜〜」となる程パワフル。血行がよくなって、その晩はぐっすり快眠。

そういうマッサージ文化があるので、出かけた先にマッサージチェアがあれば、15分とか30分ちょっと休憩のついでに...となるのも分かります。

日本だと、昔は銭湯の脱衣場に、揉み玉タイプが1台あって、近所のオっちゃんがコーヒー牛乳を飲みながら、なんて光景をよく見ました。今ではマッサージチェアを自宅に置いている人もいますね。ヨドバシのサイトで調べたら、安いものだと3〜4万円から。業務用レベルだと10万円以上から、中には50万円近くする本格的なものまで。

フィリピンの場合、自宅に来てもらっても1時間300ペソ(約700円弱)なので、わざわざ購入するのは、よほどの金持ちで物好きな人ぐらいでしょう。少なくともネグロスでは、売っているのを見た記憶がない。

というわけで、今日は、フィリピンでちょっとした流行りのマッサージチェアの話題でした。


2 件のコメント:

  1. 「マッサージチェアマシンは人と違ってサボらないからね。」とは、とあるマッサージチェアコーナーのオーナーの言葉です。
    3カ月程度で、初期投資の金額を超える売り上げを記録したそうです。
    このビジネスはフィリピンでとてもヒットしていますね。

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    1. なるほど、たいへん分かりやすい話です。だから、あちこちにマッサージチェアが置かれているんですね。

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