2018年9月2日日曜日

姪っ子ピンチのマクタン空港

私たち家族が、親戚の結婚式で隣島パナイに出かけていた土日。同じタイミングで、短期英語留学で我が家に滞在中の姪っ子は、反対側の隣島セブに単身で渡航。たまたまセブに観光でやって来る、日本の友達と落ち合うんだとか。

今大学の2年生。初めての一人での海外、成田からマニラ経由のネグロスへのフライトを余裕でこなして、元来持っていた「何とかなる」精神に磨きをかけた姪っ子。直前にはマニラ空港での滑走路閉鎖騒動があったり、日本への台風接近があったり。ただ運が良かっただけなんですけどね。

今回は国内線で、正味の飛行時間が30分程度の小旅行。我が家からバコロド・シライ空港までは車で10分、着いた先では空港のあるマクタン島内で24時間滞在するだけ。友達も一緒だし、よっぽど無茶なことでもしない限り、トラブルは考えにくい。

とタカを括っていた、帰りのフライトが飛ぶ予定の日曜夕刻。フェイスブック・メッセンジャー経由で、姪っ子から電話がありました。「飛行機、行ってしもた。」

え〜っ、何それ?
本人もタカを括って、定刻の1時間前にタクシーで空港入りしたところ、国際線の方に降ろされてしまったとのこと。この二人、マクタン・セブ空港に国際と国内別々に二つのターミナルがあるという認識がなかった。しかも運悪く、ターミナルをつなぐシャトルバスが、ちょうど出たところで、丸々30分待たされたそうです。


今年(2018年)6月にオープンした
新・国際線ターミナル

さらに間の悪いことに、いつもは遅れてばかりの夕刻の便が、この日に限って定刻出発。国内線チェックインカウンターにたどり着いた時には、もう飛行機は滑走路上。

ここまではよくあると言えば、よくある話。ところが姪は、慌てず騒がず。アッケラカンとした口調で、私に電話をしてきました。家内に訊いたところ、その場合は、1500ペソ(約3000円強)で、再予約できるはずだと言うので、とりあえず航空会社の窓口へ行くように指示。しばらくして、翌朝6時45分発の予約が取れたとのメッセージ。

連れの友達は、そのままマニラ経由で帰国するし、ホテルに泊まろうにも、キャッシュはわずかで、クレジットカードも置いてきた。まぁ一晩だけだし、空港から出なければ、危険はないだろうと、ベンチにでも座って、一晩明かすことになりました。

連絡は取れていて、状況は把握しているので、それほど心配はしなかったものの、やっぱり気になってよく眠れない一夜。お腹空かせてないかぁ。でも後で聞いたら、フライトまでの時間がある友達と連れ立って、空港近くにあるウォーターフロント・ホテルのレストランで、有り金叩いて、豪華ディナーを満喫していたんだそうです。(苦笑)


出典:agoda

さすがに空港で安眠、とまでは行かなかったようですが、翌朝7時半にバコロド・シライ空港のゲートから出てきた時も、悲壮感も緊張感も皆無。いつもと変わらず、ちょっと出かけてました、みたいなリラックスした面持ちには、もう笑うしかありませんでした。どんだけ大物やねん。

性懲りもなく、今度はドゥマゲテとボホールに行くと、計画を練っている姪っ子なのでした。


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