2018年10月27日土曜日

ネグロス移住の体験サポート 後編


今日は、これからフィリピン移住を検討しようとしている、定年前の方たちを、サポートできるようなビジネスを考えていると結んだ、前回投稿の続きです。

ビジネスと言っても、そんな大規模な構想を練っているわけではなく、簡単に言えば、小さな一軒家を建てて、それを借家にしようというだけのこと。

このブログを始めるきっかけとなった、ネグロスでの自宅建設。宅地は600平米もあって、当初はそれ全部使って、かなり大きな家を作るつもりで、設計図も完成してました。ところが、2013年の4月にこっちに来て気付いたのが、予想以上の諸経費値上がりと、洪水が増えたこと。

そこで、一部を除いて、ほぼ平屋だったプランを見直して、基本の間取りは、できるだけいじらず、主寝室を二階に持ってきました。こうすれば、使う土地は半分の300平米(それでも広い)で済むし、もし床上浸水となった時には、家財道具を上部に避難させることができる。

これは、年齢もフィリピン移住歴も、私の丁度10年先輩で、マニラ首都圏マリキナにお住まいのMさんの経験談を聞いたのが大きな理由。2009年の16号台風オンドイでは、マリキナ川の氾濫で、1階が泥水に浸かり、大きな被害を出したMさん宅。ただ、かなり広めの2階ががあったお陰で、水が引き、片付けや掃除が終わるまでの間は、何とか生活ができたんだそうです。

そういうわけで、今でも我が家の敷地半分、300平米は裏庭。バナナの樹を植えたり、バンブーハウスを設置してはいるものの、完全に遊休地。数年前ぐらいから、ここにもう一軒、離れを建てようかと考えておりました。


ジャングルに戻りつつある
我が家の裏庭

今住んでいる「母屋」の時は、現場監督は日本人の実父、内装デザインは自分で手がけたこともあり、500万ペソと見積もっていた費用が、350万ペソで済んだので、蓄えに多少の余力が残ったし、いずれは日本の両親を引き取るかも知れない。それはなくても、子供が独立したらそっちに住むこともできる。そろそろ来年(2019年)ぐらいには、動き始めようかと思っています。

とは言え、建てて何年も空き家にしておくのはもったいない。ならば、これからネグロス移住を考えている人たちの背中を押すために、数週間から最大でも3ヶ月ぐらい、移住の体験サポートに使ってもらえないかと、思いついた次第。

広さは、日本的に言うと2LDK程度。お湯の出るシャワーや、寝室にはエアコンも。もちろんインターネットは必須。冷蔵庫・洗濯機のような家電に、寝具やソファなどの家具も必要でしょう。バスタブや停電対策の発電機までは、どうするか少々悩むところ。

つまり、夫婦2人ぐらいなら、ゆったり生活できるゲストハウス。自炊が基本で、掃除と洗濯は、我が家のメイドさんがお手伝いします。用がなければ、日々の暮らしには干渉しないルールとしますが、相談には乗るというスタイル。コンサルタント付きレンタルハウスみたいな感じ。

実は、このやり方、前述のMさんが「ホームステイ」として、自宅の一部をネットで申し込んで来た人にレンタルしておられるのと、ほとんど同じ。

残る課題は、料金設定。
本気でゲストハウス建設費を数年で回収しようとしたら、下手をすると日本の賃貸マンションぐらいの家賃になってしまうでしょうけど、別に大儲けする気もないし、だいたいマニラなどに比べれば辺鄙なネグロス。商売を始めたからと、お客さんが大挙して押しかけるとは到底思えません。

なので、日本に比べてはもちろん、地元のホテルに長期滞在するよりも、かなり割安感がないと、誰も来てくれない。まぁ、これは肝心のゲストハウスの完成目処が立ってから、考えること。大都市ほどではなくても、インフレもあるし。

ということで、年が明けたら、家内とじっくり相談しようと思っております。


2 件のコメント:

  1. 初めまして、何時もブログを楽しく読ませて頂いています。
    私は約4年前に東京からマニラ近郊のタガイタイに移住した62歳の
    男性です。生まれは大阪ですが。家内は年に1、2回フィリピンに遊びに来ます。
    ネグロスのブログを読んで1度、現地の永住などのお話をお聞かせ願いたいと思って
    メッセージを出しました。唐突ではありますが家内と2人で来週の月曜日からバコロドに行く予定ですがね貴殿のお時間あれば是非お会いできたら光栄です。
    お忙しい中宜しくお願いします。

    田中のぶかず

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    1. コメントありがとうございます。
      返信が遅くなってしまいました。まだバコロドご滞在中でしたら、こちらにメールアドレスをお知らせください。公開しなければ私のみ閲覧が可能です。

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