2018年10月29日月曜日

超強力 おすだけノーマット

フィリピンに住むことに決めた時には、ハエや蚊、ゴキブリの類とは嫌でも年中お付合いになると覚悟してました。

新築の自宅ができるまでの、移住後1年間は借家住まい。予想通りの展開で、特に日常的に炊事をする「ダーティ・キッチン」は、日本で言うと、昔の土間のような空間。半分外なので、調理している間はずいぶんの蚊に刺されたものです。近所のスーパーで買ってきた、小さなラケットのような形状の、電池式蚊取り器が大活躍。ゴキブリも、よく大騒ぎして退治しましたね。

ところが、家が完成して入居してみると、すべての窓や扉に、しっかりした作りの網戸を取り付けた効果か、ハエも蚊も、ほとんど侵入してこない。不思議なのはゴキブリさえ姿を見せないこと。基礎工事の時に薬剤を散布した、なんてお金のかかることはしなかったんですけどね。

快適なのも最初だけで、1年もしたら借家と同じになってしまうんだろう、と思ってました。でも、もうすぐ5年が過ぎようという今でも、状況は変わらず。唯一、虫がらみで鬱陶しいのがアリ。

台所に食品を出しっ放しにして、気がついたら黒山のアリ集り、というのは仕方ないにしても、屋内の壁と天井の隙間に巣を作って、家の外から延々のアリの行列ができたりする。朝起きてこれだと、さすがにうんざりしてしまいます。

最初に試したのは、日本からのお客さんに頼んで持ってきたもらったアリの巣コロリ。1回目は効能書き通りで、あっさり駆除完了...と思ったら、違う種類の、ちょっと小さくて赤いのやら、それよりやや大きい黒くて敏捷な動きのやらに、取って代わっただけ。新しい種類の奴らは、アリの巣コロリに見向きもしない。

仕方がないので、殺虫剤のバイゴンや、洗剤を混ぜた水を霧吹きで散布したり。一応の効果はあるのですが、持続性があまりない。気がついたら、やっぱりアリさん大行進。この頃は、寝室とか、よほど目障りに感じる場所でなければ、見て見ぬ振り。

そして、今年(2018年)6月。
フェイスブックで知り合った、私と同年代のお友達が、我が家に数日滞在。気を遣って、いろいろとお持ちいただいたお土産の中にあったのが、ワンプッシュ式蚊取り「おすだけノーマット」なる商品。ありがたく頂戴したものの、最初に書いたように、蚊は比較的少ない我が家なので、台所の棚の中に仕舞い込んで、何となく忘れてました。


さらに時間が経過して、ここ半月ばかり。
少しぐらいなら、目くじらを立てなくなった私も「またか」と溜息が出るほど、またもやアリ共が活発化。今回は玄関付近に巣を作ったようです。そこで思い出したのが、おすだけノーマット。

ダメ元で、パッケージの指示に従って「チュッ」と一吹きしたら、これが驚くべき効果。直接噴霧した辺りはもちろん、10分ほどすると、かなり離れた場所にいたアリまで、一網打尽。文字通りの死屍累々。すごいですね。しかも24時間効くそうな。

フェイスブックに投稿したら、知らなかったのは私だけだったらしい。フィリピン在住の友人は、もう常備品だとのこと。日本に一時帰国の際には、ストック購入を忘れませんと、熱の入ったコメントをもらったり。

さすがに、ここまで即効性があると、人体への影響も気になります。ネットで調べてみると、その点もかなり画期的。
殺虫剤に配合されているピレスロイド系は、虫に特異的に働く成分であり、人を含む恒温動物にはほぼ作用しないため、ほとんど害がない。ただ肌(粘膜、特に目や鼻)に対しては、刺激がある場合もあるので、直接かかると、ピリピリする人もいる。(日経トレンディネットより引用) 
なるほど。これなら、すぐ近くで飼っている犬や猫にも心配する必要はないようです。ちなみにこの記事、もう2年以上も前のもの。このブログを読んでおられる方は、「今頃、何を言うとるんや?」と、呆れているかも。

ということで、日本在住でフィリピンに親戚や友人・知人がいるという人。次回訪問時のお土産には、おすだけノーマットがお勧めですよ。


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