2018年12月25日火曜日

移住後6回目のクリスマス




主のご降誕、おめでとうございます。

と、例によって日本のカトリック式挨拶で始める、クリスマスの投稿です。フィリピンでも日本でも、教会ではイブの夜にミサを行い、終わるのがだいたい9〜10時ぐらい。そこからお祝いのディナーという流れで、子供でも就寝は日付が変わる時間帯。ちょうど、大晦日みたいな感じ。

これは去年も書きましたが、クリスマス・イブとは前夜祭ではなく、昔のユダヤでは日没が1日の始まり。つまり、イブのミサとディナーこそが、信徒にとってのクリスマスのメイン・イベントなわけです。ちなみにクリスマス(Chritmas)とは、キリスト(Christ)のミサ(Mass)のこと。クリスマス・ミサと言うと意味がダブっちゃうんですよね。

25日の朝は、大抵の家庭では朝寝坊。我が家もようやく9時頃に起き出して、さきほど遅い朝食を摂りました。来年は息子も中学生の年齢。サンタのプレゼント配達も、かなりゾンザイになってきて、値札付きでラッピングもない剥き出し状態で、前日からツリー下に放置。

今年は「サンタの中の人」が、ちょっとだけ奮発して、チェスが好きな息子のために、繊細だけど壊れやすい、ガラスでできたチェス・セットを用意しました。リビングにある同じくガラスのテーブルに並べると、インテリアとしてもよく映えます。でも、こりゃ、すぐ割りそうですね。駒の予備として、もうワンセット、買っといた方がいいかも。


ところで、フィリピンではこの時期、雪が降ったりしないのは当然ながら、恐ろしいことに台風が来ることもあります。数日前も、低気圧の影響で東ビサヤ(ネグロスがあるのは、西ビサヤ)のサマール島や、首都マニラがあるルソン島の一部で大雨の恐れ、なんて情報もありました。

もう移住後6回目のクリスマスを迎える、ここネグロス島のシライ市。ありがたいことに、24〜25日は、毎年天候に恵まれております。特に24日のミサなど、日頃の3倍ぐらい人が集まるので、チャペルの外にテント掛けして椅子を並べる盛況ぶり。土砂降りなら、かなり辛い状況なだけに、神さまに感謝しております。



ところで、私たちがお世話になっている最寄り教会、聖十字架のマリア宣教神学校の付属チャペルは、規模が大きすぎず、神学校の生徒さんが活動主体。常任の神父さんは5〜6名もいて、半分以上が叙階して間もない30〜40代。とにかく若々しくてフレンドリー。

同じ教会でも、市の中心部にあるサンディエゴ大聖堂ぐらいのレベルだと、完全に権威に満ちたお役所という風情。神父さんは偉そうにしてるし、スタッフの態度もどことなく上から目線。平均年齢もかなり高めで、馴染みにくいんですよね。

そんな神学校でのミサのエンディングは、恒例のブラザーたちによるミニコンサート。タガログ語のクリスマス・スタンダードナンバーや、We wish you a Merry Chrstmas をメドレー。ちっとも固苦しくなくて、ノリノリのパフォーマンス。こういうの大好きです。


手前右でギター弾いてるのは神父さん

そういうわけで、クリスマス当日が過ぎても、まだまだ飾り付けはそのままで、お正月に向けて爆竹やら花火やら、毎晩テンションが上がっていくフィリピンです。







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