2018年12月20日木曜日

芸術家にして大学教授


ドゥマゲテの一泊旅行から帰った翌日、我が家にたいへん珍しいお客さんをお迎えしました。最近多いのは、英語留学やボランティアでシライに来た学生さんですが、今回は先生。東京都内の某有名私大教授です。ここでのお名前は、プロフェッサーTとしておきます。

例によって直接の知り合いではなく、フェイスブックでのお友達。それも一風変わったご縁で、私が卒業した京都にある美大の後輩が共通の知人。その知人と、美大受験のために通った予備校が一緒だったんだそうです。

つまり肩書きは大学教授ながら、現役バリバリの芸術家。1990年代の初め頃からフィリピンに渡航するようになり、このネグロスにもアーティストの友達が。先方にすれば美大卒でフィリピンの、しかもネグロスに住んでいる日本人がいるなんて、さぞ驚いたことでしょう。

さらに同じ歳の昭和37年生まれとなれば、私でなくても、ただの偶然とは思えません。今までまったく接点がなかったのが不思議なほど。

待ち合わせ場所に指定されたのが、数年前にシライ市内にオープンしたカフェ。日本人にも甘すぎない、この田舎街にしては画期的に洗練されたケーキが売りの、アン・コ・ケーキ。建物の壁や室内がモダンな絵画で埋め尽くされている、これまたシライにしてはユニークなお店。ちょうど1年前にこのブログでも紹介しました。(シライのカフェ巡り

何とTさん、ここのオーナー、ミセス・アン・コ(中国系のファミリーネーム)と、旦那さんのチャーリーとは、以前からの友達付き合い。お店を飾るのは、チャーリーの作品でした。う〜ん、世界は狭くなりましたねぇ。

これだけ共通項があって、このブログやらフェイスブックの投稿で、かなりのやり取りの後、満を持してのご対面。やっぱり経験や価値観が似ていて、4時間ぐらい熱っぽく話しこんでしまいました。

私はてっきり、Tさんは美術関連の学部所属かと思っていたら、海外での活躍を評価され、国際文化について教鞭を振るっておられるとのこと。なるほど、そんなクロスオーバーな立ち位置もあるのか。

話題はやっぱり教育のことが多かった。怖いもの知らずにも私は、大学の教授相手に日本の教育の問題点を指摘して、持論を展開。ところが意外にも、教育現場での危惧と重なることもあったようで、共感のお言葉を頂戴したり。

ということで、駆け足のファースト・コンタクト。お送りしたバコロド・シライ空港で再会を約束して、マニラへ帰って行かれました。次回は是非、学生さんをお連れくださいませ。


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