先月(2025年3月)は、何かとモノがぶっ壊れた1カ月でした。数日前に投稿した自転車の買い替えもそうだし、その直後には、もっと生活に密着した製品が次々と不調。
まずは炊飯器。これは10年前に、家内が仕事で日本出張した際に、関西空港の免税店で買って来てもらった五合炊き。主に爆買い中国人を当てこんだと思われる、パナソニック・ブランドの「日本製」。当時は、ネグロスの家電量販で並んでる炊飯器って、どれも安物ばかり。それに比べればタイマー炊飯や、白米以外にお粥で玄米などの炊き分けもできるし、一番助かるのは早炊き機能。まぁ日本なら当たり前なんですけどね。
それから10年。さすがの日本製も内釜のコーティングが剥がれてきて、炊き上がったご飯の一部が固くバリバリに。炊飯の機能自体は問題ないだけに勿体無いけれど、相変わらずダメダメなフィリピンのアフターサービス。マニラとかセブならおそらくパナソニックのサービスセンターがあるんでしょうけど、僻地ネグロスでは、まず無理。調べてはみたものの、そもそも日本製なので、フィリピンでサービスパーツが入手できないようです。買えたとしても、内釜って結構高いんですよね。
まぁ10年も使ったし、本来の使命は果たしてくれたと割り切って、新しい炊飯器の購入となった次第。でもネグロスでマトモなのがあるか? 結果から言うと、州都バコロドの一番大きな量販店で、パナソニック・ブランドのものを見つけました。やっぱりフィリピン経済が好調で、コロナ禍からも完全復活した結果か、これ以外にも、それなりに高級・高機能な製品が並んでました。フィリップスの五合炊きなんてのもあって、ちょっと悩んだんですが、結局家内と相談の上、店頭では一番高価だった十合炊きに決定。ちょうど自転車と同じ10,000ペソ(約2万5千円)也。
早速買ったその日からフル稼働で、見るからにハイテクな外観は格好良いものの、操作が全部タッチパネルで文字表示も小さい。日本国内市場では「ユニバーサル・デザイン」を標榜していた会社のわりには、私のような老眼持ちに優しくないですね。ちなみにフィリピン移住前は、パナソニックでユーザーインターフェイスのデザイン担当だったので、ちょっとびっくり。案の定、メイドのグレイスおばさんに操作方法を教えるのも一苦労。
とは言え、ご飯の炊き上がり具合はまったく問題なく、さらに内釜のコーティングがずいぶん進化していて、ご飯のこびり付きがほとんどない。洗うのも楽だし。テレビや携帯では、中国/韓国メーカーの後塵を拝している日本ブランドですが、この手のハード・ウェアでは、まだまだ頑張ってますね。
それとほぼ時を同じくして、母屋と離れで2台使っている発電機が両方とも不調。まだ購入後6年ぐらいしか経ってないのに、電圧が不安定で炊飯器が使えないし、一旦エンジンを止めると、半日ぐらい間を置かないと再起動できない。ついに一台がガソリン満タンなのに、停電の真っ最中に動かなくなりました。実はこれまでも、ガソリン漏れやら何やらで、何度も修理してたんですよ。ちょうど真夏に差し掛かり、日本から高齢両親を受け入れようという時期だったので、2台とも思い切って新しいのを買う事しました。
ちなみに、ネグロスでの電力事情は、これほど経済事情が好転しても、私が初めてこの島に来た四半世紀前とほぼ同じ。30分から数時間の停電は頻繁にあるし、一月に一度ぐらいは、メンテナンスと称した12時間もの計画停電。発電機がないと、相当不便なことになってしまいます。
ということで、こちらは昔から充実した品揃えの、前回購入したのと同じ店で、同じメーカーのものを選びました。ただ、それなりの技術革新があったようで、発電量はちょっと大きめでエンジン音は小さめ。ついでに値段も上がっていて、2台で10万円近い出費になりました。痛たた...。
そしてお約束のように、新しい発電機を設置してから1カ月も経つのに、これを使うような停電は、まだ発生していません。
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