2014年12月4日木曜日

悪夢ふたたび 〜22号台風ハグピート〜

日本では台風シーズンは終わっている12月。待降節が始まり、もうすぐクリスマスというこんな時期にフィリピンに向かって猛烈な強さの台風が接近しています。22号台風でアジア名ハグピート。この名称は周辺各国が持ち回りで、それぞれの言葉から選んで命名しているそうですが、この22号は偶然フィリピン、タガログ語の名前になりました。

Hagupit、フィリピン人の家内によると英語の「Strike」に相当する言葉で、打つ・殴る・襲うなど、台風につける名前にしては意味が直接的過ぎますね。これとは別に、フィリピンも近づくものにはフィリピン名が付与され、今回のはルビー Ruby。宝石ではなく、人の名前。

専門家ではないので理由はよく分かりませんが、予報を出しているフィリピン、アメリカ、日本の各関係機関によって進路や速度にバラツキがあるようです。12月という時期の気圧配置が予報を難しくしているのでしょうか? その中で日本の気象庁が出しているものによると、進路は去年レイテ島を中心に壊滅的な被害を出した、30号台風ヨランダと酷似。







この投稿を書いている、現地時間12月4日の午前11時現在で、ここネグロス島シライ市ではやや雲が多くなってきたものの、日差しがあり暑く、風も穏やか。当初最接近は12月6日の土曜日頃と報道されてましたが、最新の情報では1日ずれて日曜日になりそう。子供の小学校も今日は平常通りの授業。

去年はちょうど家を建て始めた時期で、まだ基礎も完成していなかったため、工事が数日ストップしただけで被害はありませんでした。今回がカテゴリー4以上(フィリピンの台風の強さのランキング。5段階で5が最強)の台風としては、自宅竣工後初めての接近ということになります。

ガレージの屋根に若干の漏水の心配がある以外は、建物自体は大丈夫だと思いますが、停電・断水はある程度避けられないでしょう。それも数日ならば何とかなりますが、数週間とか1ヶ月レベルになると、かなり不安。前回、たまたまシライ市の被害は比較的軽く、電気は二日ほどで戻りましたが、今回はどうなるか分かりません。

通常でも停電が多いこの国なので、電池・充電式の照明器具やロウソクは常備してます。食料もそこそこ買い込みました。鶏たちは、裏庭の竹製の離れに避難させないといけません。そして購入したばかりのベランダのパラソルは、早々に倉庫にかたずけなければ...。

因みに去年のヨランダは私の義母と、今回のルビーは家内の従妹と同名。台風に人名を付ける習慣は嫌いです。



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