2019年7月31日水曜日

天井張りは、セメントボード


もう7月も終わり、明日から8月という今日。日本では例年の如く猛暑が到来しているようです。この時期になると、日本とフィリピンは完全に気候が逆転。どっちが熱帯なんだか分からなくなる。

8月というと、北半球の大抵の国では真夏。バカンスシーズンで学校は夏休み。特に日本の場合、お盆やら終戦記念日やら、何かと行事が立て続けで、後々記憶に残ることが多い月。ところがモンスーンの影響を強く受ける、南〜東南アジアに含まれるフィリピンでは、一番暑いのは4〜5月で、そこがサマーバケーション。

8月は雨天・曇天が多く気温もそんなに上がらない。もちろん子供たちも普通に通学。特別なことは何もありません。

さて、4月から始まった、裏庭でのゲストハウス建設。当初、大工の棟梁リトが適当に見積もった4ヶ月の日程。そろそろ終わりのはずですが、やっぱり無理だったようです。とは言え、途中で私たちの一時帰国の中断とか、ホーリーウィークの休暇もあったので、それほど見当違いでもない。

気が付いたら、作業は内装に移り、壁のモルタルは概ね終わり、先々週辺りから、塗装に備えて、漆喰のような白い下地塗り。並行して、天井張りが進行中。

天井はどう張るかというと、まず角材を、天井高さの壁にぐるりとコンクリート釘で打ち付け、それを取っ掛かりにして、格子状に組み上げていきます。それができたら、シロアリ防止用剤を塗布。


そのタイミングで、角材の上に電気の配線。この数日は、照明は、どのスイッチでオンオフするとかの細かい指示をしました。


天井裏配線が完了した部屋から、いよいよ天井板の張り付け。この素材、最初は石膏ボードかと思ってら、セメントボード。こちらでは、ハーディスレックス(Hardiflex)の商品名で呼ばれています。石膏の代わりにセメントを使い、似たような製法で作ったものらしい。石膏ボードと同じく、軽くて加工しやすく、耐火性に優れている。




また湿気にも強いので、屋内の天井だけでなく軒天井にも使用可。母屋の方で、ちょうど去年の今頃に、台所の屋根を増設した際に使いました。1年経っても、まったく腐食もカビもなし。

ただ、いい加減な業者に任せると、セメントボードではなく、安いベニヤ板を白く塗ってごまかしたりすることもある。これをやられると、虫食いや湿気の影響で、あっという間に表面が波打ったり、剥がれたり。

ということで、ここまで来ると、数日置きぐらいに、素人目にも分かる変化点がたくさん。日に日に家らしくなってきます。来週からは、屋内のペンキ塗りが始まる段取りとなりました。


扉のヒンジやノブなども購入です。


7/22〜7/31の出費

天井下地用角材:3,755ペソ
セメントボード(30枚)、その他天井関係材料:11,970ペソ
防虫剤、コンクリート釘、その他:1,849ペソ
扉ヒンジ、ノブ等:4,984ペソ
大工さん給料:13,650ペソ(7/22〜27)
溶接工給料:500ペソ
溶接機レンタル料:450ペソ
配線料:2,000ペソ

計:39,158ペソ

本日までの合計:1,074,967ペソ


2019年7月30日火曜日

発電機修理とUCCカフェ

相変わらず、時々停電に見舞われるネグロス島。数ヶ月に一度、事前に告知される、メンテナンスのため朝から夕方までの計画停電(大抵土曜日)を除くと、数十分から数時間程度。それほど頻繁でもないけれど、やっぱり夜間に送電を止められると、たいへんに不便。

その停電対策のために、4年前に購入した発電機。
10万円近くもしたし、使用頻度を考えるとコストパフォーマンスはどうかと思います。それでも、いつ停電しても大丈夫という一種の保険なので、私の精神衛生上、使ってない時間にも十分意味が。

この大切な発電機が、バッテリーが上がったらしく、数週間前から動かなくなってしまった。実はこれが2回目。購入後2年目の一昨年にも同じ状態。車とかエンジンに関しては、からっきし苦手な私なので、何が悪いのかさっぱり分からない。高い買い物したのに、たった2年で使い物にならなくなったと、怒り心頭。

この時は、エンジンオイルを交換したり、バッテリーを取り外してあちこちで見てもらったり。2、3ヶ月ほどジタバタした挙句、隣街、バコロド市内の買ったお店に持ち込んで、バッテリーまるごととフィルターを取り替え。やっと復旧した経緯があります。

これから、またもや2年が経過。タイミングを測ったような不調。
さすがに今度は迷わず、この土曜日(7月27日)に、同じ店に持ち込みました。ただ、エアコンに冷蔵庫や電子レンジ、温水器まで同時に動かせるパワーの発電機なので、車に積むだけでも大人の男が二人以上いないと無理。ただ運ぶのにも、結構な大仕事。




今回は、ちょうど裏庭ではゲストハウスの工事中なので、休憩中の大工さんにお願いしすることができました。

前回は1万円以上もした修理費用。事前に銀行 ATMで、キャッシュを下ろして準備も万全。幸いなことにバッテリーはまだ寿命ではなかったようで、充電するだけでOK。それが分かったのが朝10前。充電完了は昼1時半以降になってしまうとのこと。せっかくバコロドまで来たんだからと、建材を購入したり、新しくできたカフェに行ってみたり。同行した家内とデートになりました。

つい3日前にオープンしたという、お目当てのカフェは、再開発されたバコロド中心部の一角。新築された高層ビル1階にある、UCCカフェです。UCCとは、缶コーヒーでお馴染み、あの「上島珈琲」。日本では直営の喫茶店って入ったことなかったんですが、フィリピンにはマニラとセブに店舗を展開。私の知る限り、ここバコロドが3店目。



お昼は別のショッピングモールで済ませた後、やってきましたUCC・バコロド。さすが日系企業経営の飲食店だけあって、立地はいいし店内もきれい。コーヒーの味も日本的。メニューに「Sumiyaki」なんて言葉があるだけでも、ちょっと感動。

ところが、開店早々でアルバイトのスタッフが全然慣れてないようで、砂糖・ミルクは持ってこないし、コーヒーゼリーを頼んだ家内にはスプーンもない。おまけに会計はすごく待たされる始末。これはもったいないなぁ。

ということで、もう少しウィター、ウィトレスのOJTが進んでからの接客サービスに期待して、カフェを後にしました。

さて、この日の主目的、発電機の修理の方はと言いますと、時間通りにバッテリー充電は完了し、轟音一発エンジンスタート。それ以外に、手動スターターのスプリングが壊れていたのを直してもらって、充電費用込みで850ペソ(約二千円弱)。自宅に戻ったのが午後3時頃だったので、スムーズにいっても6時間。半日掛かりでした。


2019年7月27日土曜日

私的フィリピン美女図鑑 マスター・オブ・キングギドラ


前回から2週間で「フィリピン美女図鑑」の更新です。けっこう苦労して描いたので、もっと長くかかったような気がしたけれど、意外と短いスパンだったんですね。

今回は美女そのものよりも、東宝怪獣のキングギドラを描きたかったのが一番の動機。今年の5月末に日米同時公開された映画、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の好評具合に乗っかったというか、刺激を受けたというか。

この映画、まだ観てないんですが、私と同世代ぐらいの、子供の頃から東宝の怪獣映画に親しんだ人たちから、かなり評判がいいようです。どうやら、ゴジラだけでなく、共演怪獣の扱いに、愛情が満ち溢れている。要約すると、オリジナルのイメージを損なうことなく、現代ハリウッドスタイルでグレードアップされているらしい。

これって、ヒット作のリメイクや続編を作る上で、欠かせない要素。私の知っている、かつてシリーズ化して成功した映画やテレビドラマって、まずここは外してないんですよね。

それはさておき、キングギドラ。
東宝怪獣の中では、造形的な素晴らしさの点で、私的にはナンバーワン。ひょっとすると、ゴジラより凄いんじゃないかと思うぐらい。巨大な翼を持ち、頭が三つで全身黄金色の龍と文字で書いただけで、イメージが膨らみます。

ウィッキペディアによると、発想の元は西洋のドラゴンだったようです。そこに円谷英二特技監督の指示で、東洋の龍の要素を付加。当初は青い身体に虹色の翼だったのが、スタッフの一人が「金星から来る怪獣だから、金色だと思ってました」。その一言に触発されて、急遽、全身金色に変更。へぇ〜、そんな裏話があったんですね。

キングギドラについてはいくらでも語れそうですが、やっぱり主役は美女。ギドラの美女と言えば、デビュー作「三大怪獣 地球最大の決戦」で、ギドラに滅ぼされた金星人が憑依する某国王女役の若林映子(あきこ)さんと、次作「怪獣大戦争」で、ギドラを操る侵略者、X星人を演じた水野久美さんが双璧。

若林さんは、エキゾチックな美貌で有名。「007は二度死ぬ」でボンドガールに抜擢された国際女優。水野さんは、東宝特撮物には欠かせない美女。

特に水野久美さんは、私にとって怪獣映画のマドンナ的存在。ざっと調べたけでも、「妖星ゴラス(1962年)」「マタンゴ(1963年)」「フランケンシュタイン対地底怪獣(1965年)」「怪獣大戦争(1965年)」「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年)」「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年)」「ゴジラ×メカゴジラ(2002年)」「ゴジラ FINAL WARS(2004年)」。

昭和30〜40年代に少年少女だった年代にとっては、思い出深い作品ばかり。中には「マタンゴ」のように、怖すぎてトラウマになった人もいるかも知れません。

とまぁ、ずいぶん回りくどい話で恐縮ながら、今日のお題は、キングギドラのマスター、X星人の美女。X星人のコスチュームは、その後のリメイク作品「ゴジラ FINAL WARS」で、新たにデザインされましたが、今回は「怪獣大戦争」で水野さんが着用したオリジナルをベースに。

ただ、美女図鑑向けに、かなり大胆なアレンジを加えました。全体に体のラインがはっきり分かるボディスーツ風で、胸を強調した「峰不二子」スタイル。当然モデルはフィリピーナ。以前、キューティーハニーに扮していただいた、レッド・デラ・クルーズ嬢(Red Dela Cruz )の再登場です。このモデルさん、顔立ちが猫っぽくて、悪女系の役が似合うんですよ。


聖女より悪女の方が、ポーズやコスチュームの制約が少ない分、より楽しく描けるものですね。悪ノリして、ついついグラマーなX星人になってしまいました。


過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。
王女カンシライ
マイティ・フィリピーナ
クリスティン
サウンド・オブ・パラダイス
フィリピーナ in キモノ
マニラ・ガール
スーパーの警備員
タクロバンの薔薇
ジュリア・バレット
オフィレニア5人姉妹
ホワイトレディ
メイン・メンドーサ
スーパーの警備員 再び
日比カップル
人造人間キカイダー
ゴースト・イン・ザ・シェル
白いノースリーブ
聖母マリアの青い服


2019年7月26日金曜日

キュートな家庭教師


ネグロス島の西半分で使われる方言のイロンゴ語。なんとかそれを習得しようと、週一で家庭教師に来てもらってます。前任のロマから引き継いで、24歳のディナ嬢が着任してから、早いものでもう1ヶ月。(カントリーガールのディナ

最初は恥かしがって、かなり緊張気味だったディナも、だいぶ慣れてきたようで、自然な笑顔が出るようになりました。教師としての能力は、日本人に英語を教えていることもあってまったく問題ありません。

隣街の州都バコロド市内のラ・サール大学を卒業し、教員資格を持つディナ。年齢的にも大人なんですが、マニラ生まれのロマに比べると、どことなく純朴さが感じられます。やっぱりネグロスの地方都市シライで、それもかなり僻地のイーロペス地区で育ったからでしょうか。

大抵の若いフィリピン人がそうであるように、日本の文化や食べ物には興味津々。自然と私も日本の事を多く語ります。そのリアクションが、素直というかストレートというか。日本の女の子風に訳せば「え〜、すご〜い」みたいな感じ。仕事や趣味、恋愛に関してなど、とりとめなく何を話題にしても、子供のように喜んで聞いてくれる。

まぁ、語学の先生なので、生徒から自発的に喋らせるためのポーズはあっても、ディナの性格もかなり素直。どっちが教師なのか、よく分からないぐらい。

もうひとつ考えられるのは、家庭環境。
これもフィリピンでよくある話で、家族がたくさんのディナ。何と8人兄弟姉妹の末娘なんだそうです。それだけいれば、上の方のお姉さん、お兄さんは何かとディナの世話をしただろうし、親にしても末っ子は特に可愛いもの。

また日本と違って、やたらと子供を叱りつけることがないフィリピン。ディナは素直にすくすく育ったんでしょうね。そう言えば、私の母は6人兄弟の長姉で、末の妹(つまり、私の叔母)とは年齢差がほぼ干支一回り。その叔母も素直で、誰からも可愛がられる性格です。

そういう相手なので、こっちもつい調子に乗って、昔デザインした製品のカタログやら、描き溜めたイラストをあれこれ見せたり。イロンゴレッスンのはずが、気がついたら英語ばっかり喋ってる。私の英語のサビ落としという意味もあるので、これはこれで悪くはないけれど。

ということで、本人の承諾を得ることができたので、写真を公開します。毎日のように自撮りをフェイスブックに投稿しているだけあって、スマホを向けても表情が硬くならないのは流石です。



2019年7月22日月曜日

ミリオン・ペソ到達



裏庭に建設中のゲストハウス、今日(7月22日)朝の時点での費用が、遂に100万ペソ(約211万円)に到達しました。

私がフィリピン移住を決めた、10年以上前に聞いたところでは、ミリオン・ペソの家なら、豪邸のイメージ。百万というキリのいい数字もあるし、貯金が100万ペソあるのは、大金持ちと見なされました。

ところが、景気が絶好調で、どんどん物価が上昇する今のフィリピン。100平米程度の中規模住宅でも、100万ペソではちょっと無理な時代に。進捗具合からして、半分を少し超えたぐらい。壁と屋根はほぼ出来上がっているので、これから建具や内装に取り掛かるというところ。やはり当初の見込み通り、200万ペソはかかりそうです。

もちろん今でも、100万ペソは、決して少ない金額ではないし、中流でも貯められる所帯は限られている。まぁ最近は、200万円の貯金でも大変な日本なので、フィリピンとの経済差は縮まったと言えるかも知れません。

それでも、マニラ首都圏はいざ知らず、人件費を含めて、まだまだ日本より安いネグロス島。日本で総床面積100平米の家は、とても400万円ぐらいで建てるのは無理でしょうね。試しに大阪近辺での建設費を調べてみたら、注文建築の坪単価が、大阪市内の中心部だと250万から100万円。私が14年間住んだ茨木でも75万円なんだとか。

それに対して、今建てているゲストハウスを30坪・400万円で計算したら、たったの13万円強。(ただし、これは建設業者に丸投げではなく、自分で設計と現場監督やっての価格なので、そこはご注意ください。)

ということで、先週忘れていた費用合計。今日は2週間分をまとめての更新となりました。


7/9〜7/21の出費

カラースティール(屋根業者)支払い:45,000ペソ
セメント、壁塗り下地材:18.100ペソ
配管材一式:5,590ペソ
コンクリートブロック、砂利:3,050ペソ
タイル、扉関連(送料込み):73,843ペソ
大工さん給料:18,550ペソ(7/8〜13)
大工さん給料:11,800ペソ(7/15〜20)
配管作業料:2,500ペソ

計:178,433ペソ

本日までの合計:1,035,809ペソ


2019年7月21日日曜日

扉とタイルを一括購入

やっとスチール瓦による屋根葺き作業が大方終わり、雨は凌げるようになった、裏庭に建設中のゲストハウス。置き場所も確保できたことだし、本格的に内装用部材の買い付けが始まりました。

まず手始めは、扉枠。これがないと、壁の仕上げが出来ないので、一番急ぐ材料。日本家屋と違い、障子・襖の類はまったく使わないフィリピン。また、メイドさんなど、家族以外の人が出入りすることも考慮。玄関や勝手口など、外に開いた箇所だけなく、各部屋の扉は全部しっかり鍵を掛けられるものが必要です。つまり、それなりの価格になってしまうということ。

ただし、今回の家の間取りは、かつて私が住んでいた実家を再現したもの。当然、押入れがあります。これを全部、ソリッドな木の扉にするのはナンセンスなので、カーテンで仕切るようにしました。

ちなみにフィリピンの家って、収納スペースはあんまり確保しない。押入れとかクローゼットが作り付けの物件って、あんまり見た記憶がありません。ではどうするかと言うと、洋服ダンスや棚など、後から買って置くことに。

中流以下の家庭なら、大抵は安いプラスチック製の収納ボックスで、間に合わせている感じ。なので、見た目が雑然としていて、ちょっと残念。しかも、値札シールとか貼りっぱなしで、そのまま使ってたり。

日本人の中でも、かなり神経質な部類の私なので、さすがにこういうのは我慢できません。今住んでいる母屋では、四畳半ぐらいウォークインクローゼットと、アコーディオンカーテンで仕切った押入れを2箇所設置。フィリピン人のお客さんには、とても驚かれるし、特に主婦層からは羨望の眼差しが。

押入れの話はさて置き、扉は、玄関と勝手口、離れの浴室、二つの寝室に、トイレ・シャワーの合計6枚。サイズは、玄関は幅が90センチ、トイレは70センチ。それ以外の4枚は80センチとしました。

しっかりした作りの木製扉となると、熱帯のフィリピン産のものは、ちょっと使えません。やはりある程度冬場の寒さで木が締まる場所からの輸入品でないと。ということで、カナダやアメリカのものが主流で、材質はマホガニーなど。


今日買い付けにいったハードウェア店(建材屋さん)に並んでいる商品は、母屋を建てた時にも使用したもの。5年経った今でも虫食いや腐食は皆無です。そして前回同様、なぜか商品名が世界各国の地名。

ケンタッキーやシンガポール、オーサカにサッポロ。原産地とはまったく無関係なようで、一体どこか大阪やねん、と誰にも通じないツッコミを入れてしまった。結局、玄関は「ハワイ」、寝室が「ナゴヤ」、離れ浴室と勝手口、トイレが「ミルトン(多分、カナダの都市名)」と、名前だけ超国際的になりました。気になる値段は、1枚が4,000〜5,000ペソ台。ざっと1万円前後というところ。



そしていよいよ、屋内の印象を決める上で、最重要部材のタイルです。2週間ほど前にバスタブを購入した、お高ぁ〜いホームデポのウィルコムは遠慮して、西ネグロスの州都バコロドでは古参の、シティ・ハードウェアで調達することに。


前回、一番広く使う60センチ角のものは、150ペソには抑えたいなんて書きましたが。シティならば、そこそこの品でも120ペソ台。これは助かります。このサイズだけで180枚も買いますからね。


60センチ角のメイン・タイルは
明るくオーソドックスな柄に

それ以外では、浴室・シャワーの床が40センチ角、壁には20センチ角と、場所に応じて使い分け。あまり広くない場所に大きなタイルを使うと、余りがたくさん出てもったいない。また、少しアクセントを付けたい箇所だけ、装飾的なやや高価なものを少量。


浴室床用、40センチ角の
落ち着いた色調



玄関たたきと、浴室壁の一部は
アクセントで少し派手目に

ということで、約2時間ほどで、扉関係とタイルおよそ1,000枚の買い付けを終了。出費は閉めて、73,000ペソ(約15万円)となりました。思ったより安く上がりましたね。ただ、この金額でも一括カード払いができなくて、50,000ペソのみ。差額は現金で。

ところで偶然今日(2019年7月21日)は、国民的ボクサー、マニー・パッキャオの試合の日。昔ほど熱狂的なことにはなってませんが、やっぱり道路も店舗も人影は少なめ。40歳になっても「フィリピンの英雄」の威光は大したものです。


2019年7月19日金曜日

青い屋根から照り返し

延び々びになっていた屋根工事。熱低から台風5号に昇格した「ファルコン」の影響で、火曜日(7月16日)は朝から土砂降り。翌日水曜日は強い雨は収まったものの、南寄りの強風が続き、屋根工事どころか、大工さんは二人しか来ず、マニラ首都圏を含む、フィリピンの広い地域で学校が臨時でお休みになる始末。

我が家のメイド、ライラおばさんは、自宅がくるぶしまで浸水し、後片付けで出勤が1時間遅れ。まったく、エラいタイミングにぶち当たってしまったものです。

結局、発注から半月以上も待たされて、ようやく木曜日は朝から青空が戻り、リーダーのポールを筆頭に、合計4人の屋根職人がやってきました。

さて、スチール瓦の屋根葺作業。一旦始まってしまうと意外に早い。初日には7割方、日差しを遮り、2日目の今日、金曜日には、谷間や棟板金(とんがった稜線部分)もほぼ取り付け完了。最初、ポールに訊いたら「ルーフィングは2日で終わります」と言ってた通り。



ただし、ここから少々手間のかかる、雨樋やら軒天井。屋根全体が完成するまでは、ざっと2週間かかるそうです。

ちょっと計算外だったのは、ピカピカの青い屋根からの照り返し。正午頃になると、新築中のゲストハウスに向いた母屋2階の寝室へ、かなり強烈な反射光。多分そうなるだろうとは思っていたものの、これほどとは想像してませんでした。カーテン締めればいいんですが、やっぱり熱帯の太陽は侮れません。


ここまで進むと、内装仕上げ作業もぐっと捗る。何しろ直射日光も雨も遮ってくれる(そのための屋根なので、当たり前ですが)。側から見てても、大工さんたちはずいぶんと楽そう。こんな事は最初から分かっているので、できるだけ屋根着工を、前倒しにしたつもりだったんですけどね。



もし、これからフィリピンで家を建てるという人が読んでおられたら、とにかく屋根の段取りは早めにしておくことを、強ぉ〜くお勧めします。作業効率だけでなく、先行購入した建材の置き場所確保という意味でも、できるだけ早めに雨風を凌げる状況にしておくことが肝要。

日本の木造家屋の建ててるところを見れば、下は角材の骨組みができた段階で、早々に瓦を載せちゃいますもん。

ということで、ようやく本格的な内装にかかれる見通しが立ったので、この週末は、待望の扉とタイル材の購入。扉に関しては、ドアそのものより枠。これが決まらないと、壁のモルタル塗りが終わりません。またドアと枠の微妙な調整が必要なので、これは既製品を買った方が無難です。

こちらでは高級扉は、カナダなどからの木製の輸入品が主流。プラスチック製のものもありますが、すぐにガタが来るし、金属製のヒンジは1年で錆びが浮いてくる。サイズは、玄関が幅90センチ、寝室と勝手口が80センチ、浴室、トイレが70センチの予定。

そして大仕事なのが、タイルの買い付け。
畳は使わないし、まず売ってないフィリピン。フローリング材はあるけど、シロアリや湿気対策を考えると二の足を踏みます。やっぱり一般的なのは、どこもかしこも全部タイル貼りのスタイル。寒さを考慮しなくて済みますから。

居室は60センチ角、浴室、トイレと玄関は40センチ、水回りの壁は20センチ。さらに駐車スペースにまで敷き詰めるので、計算したら全部で約1,400枚となりました。柄や大きさでかなり価格に差があるタイル。イタリア製の高級品だと1枚が500ペソぐらいする。せいぜい一番広く使う60センチの高いものでも200ペソまで。できれば150ペソぐらいには抑えたいところ。

かと言って、あんまり安モンを揃えてしまうと、色が気持ち悪かったり、すぐに割れてしまったり。この辺りのバランスは、元デザイナーの経験の活かしどころ。これでやっとグレー単色の「廃屋モード」から抜け出して、総天然色の世界に移行できます。


2019年7月16日火曜日

屋根工事は雨でストップ

今日はゲストハウス、屋根工事のお話。
1週間の筈が、結局丸々2週間待たされて、やっと材料納品されたのが、一昨日の日曜日。例によって事前連絡は無し。早朝、いきなり現場に運送用トラックが横付けされて、叩き起こされてしまいました。

日曜なので大工さんもいないし、サプライヤーの営業も同行せず。委託された運送屋さんだけが来るので、いつ取り付け工事ができるかは分からないし、材料に不備があっても「私らは、運んだだけですから」という具合。



案の定、長さ3メートルのプレスされた鋼板の1枚が凸凹になってました。まぁ全部で70枚以上もあるうちの1枚だし、ダメージ部分は端っこの方なので、おそらく問題はないでしょうけど、やっぱり気分が悪い。総額20万円を超える、高額商品なんですけどね。

そしてこれもいつもと同じく、積み下ろしは全部人力。オっちゃん二人でトラック少しづつ降ろすしかないので、作業完了まで2時間もかかってしまいました。「教会に行くから、適当にやっといて」なんて言えるわけもなく、内容確認で付きっ切り。

前夜は雨。おそらくそのまま積みっぱなしで路駐してたんでしょう。材料はびしょ濡れで、所々泥足で踏んだ跡が。しかも細かい擦り傷も目に付きます。なのでタッチアップ用の塗料も用意していると言う訳。

母屋を建てた時も、まったく同じ状況だったので、今更驚きもしませんけど、この感覚だけは、どうしても慣れません。お客さんに届けるんだから、もうちょっと丁寧に扱えばいいのに。

それにしても、トラック使った運送業の人たちって、なぜか家族でやった来る確率が高い。今回、運転手の奥さんと思われる中年女性が、納品リストを確認。さらにまだ幼稚園に行くかどうかの男の子まで同行。

いつもコンクリートブロックや土砂を運んで来るトラックも子連れだし、バンブーハウス買った時なんて、一族郎党、子供は4〜5人も一緒でしたね。怪我でもしないかと、怖くって仕方がない。

ともかく、やっと材料が揃って、さぁ翌日の月曜日から取り付けかと思ったら、来たのは営業担当者が一人。それも朝一ではなく昼過ぎ。材料がちゃんと到着したかの確認だそうです。取り敢えず、凹んだ部材の文句を言ったら、写真を撮ってメーカーに報告するとのこと。交換してくれるのかどうかは不明。肝心の工事は、やっぱり翌日。それも雨が降らなければという条件付き。

明けて今日、火曜日。お約束の雨。それも、発達中の熱帯低気圧「ファルコン」(こちらでは、台風だけでなく熱低にも名前が付きます)がフィリピン東沿岸を通過中で、前の道が冠水するほどの大雨。屋根の工事どころか、いま仕掛かり中の、壁のモルタル塗り作業まで滞る始末。だめだ、こりゃ。


このブログを書いている、午後3時過ぎ時点で、ようやく風雨は一段落して、空も明るくなってきましたが、今日は何にもできません。まだまだ一筋縄には行かない、ゲストハウスの建設です。

【追記】その後ファルコンは、台風5号(国際名ダナス)になり、台湾、沖縄方面に向けて北上中です。




2019年7月14日日曜日

私的フィリピン美女図鑑 聖母マリアの青い服


最後に更新したのが4月17日だったので、何と3ヶ月ぶりの新作となった「フィリピン美女図鑑」。ずいぶんご無沙汰してしまいました。

考えてみれば、4月からゲストハウスを建て始めたし、5月後半は日本への一時帰国。時間がないわけではなかったけれど、何となく気忙しく、ゆっくりイラストを描く気分になりにくかったんですよ。

セクシーなフィリピン美女を、長らくお待ちいただいた諸兄には申し訳ないことに、今回は肌の露出は最低限に抑えております。何故ならば、モチーフが聖母マリアさま。いくら不良カトリック信徒の私でも、かなり襟を正して取り組まないといけません。

実は以前にも、マリアさまの絵を2回も描いたことがあります。ただ、今見直すと、技術的にずいぶん稚拙で「習作」のレベル。まだまだイラストアプリを使いこなせてませんでした。なので、いずれ再々挑戦しようと、何年もタイミングを計ってきました。

折しも、日本にいた頃から愛用しているマックブック・プロ(アップル製のラップトップパソコン)が使用7年目を迎え、そろそろハードもソフトも限界に。さらに「これがなくては、何にも描けない」というほどイラスト描きで依存しているアプリ、アドビー・イラストレーターが、サポート終了して数年も経つ型落ちバージョン。

一時帰国を機に、パソコンもアプリも大枚叩いて総換えしてから、最初の美女図鑑なので、ここはちょっと気合いを入れて、満を辞してのマリアさまご降臨をお願いしようと相成りました。

と、ずいぶんと煽りましたが、作品自体は至ってシンプル。フィリピン美女ということなので、マリアさまのお顔はラテン系の濃い目にアレンジしたぐらいで、衣装も背景もオーソドックスに。

マリアさまの衣装と言えば、カトリック系の宗教画では「青」と相場が決まっております。もちろん聖書に色彩の記述があるわけではなく、中世ヨーロッパの画家が高貴な色と考えたのが、金よりも貴重とされたラピスラズリ由来の青、ウルトラマリンブルー。

いつの頃からか、聖母マリアの着衣には、この青を使うのが一種の決まりのようになったらしい。なので、「マドンナブルー」という色名までできたそうです。もう一つ、マリアさまを象徴するのが白百合。マドンナブルーと白の組み合わせは、言わば、聖母像を描く時の定石の色使い。

そして聖人の頭上には光輪ですね。これは日本でもお馴染み。ポーズは手を合わせて、一番安定する三角形の構図にすれば、もう誰が見てもマリアさま。

ところが実際に描いてみると、エキゾチックな表情に髪を隠すベールをまとうと、何となくイスラム女性にも見えるから不思議。また、構図とポーズのせいか、菩薩像にも通じる雰囲気があります。

やっぱり宗教的なもの、聖なるものを表現しようとすると、どこかしら似たようなイメージになってくるのかも知れませんね。


描画で苦労したのは、何と言ってもマドンナブルーの衣装。布の量が半端なく多いし、いつもの体にピッタリではなく、ゆったりと波打つベール。こんなに面倒なことになるとは、予想外でした。


過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。
王女カンシライ
マイティ・フィリピーナ
クリスティン
サウンド・オブ・パラダイス
フィリピーナ in キモノ
マニラ・ガール
スーパーの警備員
タクロバンの薔薇
ジュリア・バレット
オフィレニア5人姉妹
ホワイトレディ
メイン・メンドーサ
スーパーの警備員 再び
日比カップル
人造人間キカイダー
ゴースト・イン・ザ・シェル
白いノースリーブ




2019年7月13日土曜日

メトロバンクの美人支店長

思いっきり「釣り」っぽいタイトルで恐縮ながら、本当に美人だったんですよ、メトロバンク・シライの支店長さんは。

このブログでも少しだけ紹介したことがある、支店長のナンシー・シャ女史。(「保険の支払いは銀行で」)なぜフルネームで知ってるかと言うと、去年の3月、たまたま銀行窓口に行った時に挨拶されて、ご丁寧に名刺を頂いたから。

さて今回、特に用事はなかったはずが、翌日にカラースティール(屋根材の販売と施工業者)への支払いを控えて、キャッシュで6万ペソが必要だったのに、なぜかATMが私のカードを受け付けてくれない。他銀行で試してもダメで、仕方なく窓口に駆け込んだ次第。

最初に対応してくれた行員さんは、対応姿勢は丁寧だけどイマイチ反応が鈍い。携帯と一緒に保管しなかったか?とか、カードの交換には100ペソ手数料が必要だとか、最初っからこちらに何かの落ち度があると、決めてかかっている。

取り敢えず急ぐので、カードに関する追求は置いといて、キャッシュを下ろしてくれと頼んでいると、それを見かねた感じで、支店長のナンシーが直々の接客となりました。偶然にも、顧客リストの更新で、家内のファイルを閲覧していた最中だったとかで、ちょっと驚いた様子。

初対面の時は、気付きませんでしたが、こうして至近距離で顔を突き合わせてみると、意外なほどの美人さん。おそらく四十歳前後ぐらいで、地方都市の小さな支店とは言え、さすがに大手銀行の管理職。二十歳やそこらの小娘には真似のできない、落ち着いた大人の魅力が満載です。

どこかで見たような顔だと思ったら、つい最近DVDで観た「スタートレック・ディスカバリー」で、シリーズ史上初、メインキャストでアジア系女性艦長を演じたミショル・ヨーさんに雰囲気が似ている。本人にそれを言ったら、「そんなに歳取ってないですよ」と苦笑いされてしまいましたが。


ジョージャウ艦長を演じたミショル・ヨー
007トゥモロー・ネバー・ダイで
ボンドガールにも抜擢されました

ナンシー・シャ支店長。名前からも分かるように、中国系メスティーソ(混血)の血筋。現金を扱うようなマネージャーや経営者には、こういう感じのお姉さんが多いフィリピン。しかも大抵の場合、男より頼りになります。

さて、その頼れるお姉さん。ではATMにどんなメッセージが出たのか、一緒に見てみましょうと、何と支店長自らがご足労。狭いATMコーナーに二人でいると、ちょっとドキドキしてしまいます。日本ではまず考えられないようなシチュエーション。

やってみたら何のことはない、カードに不備があるのではなく、2台あるATMの両方がレシートの紙切れ状態で、レシート不要のつもりで「No」を選んでいたのが、取引そのもののキャンセルになっていたから。私が試した、同じ通りにあるPNB(フィリピン・ナショナル・バンク)のATMでも、たまたま同じ状況だったということらしい。

要するに、ちゃんと画面内容を読め、という事。それでもナンシーは穏やかな笑顔を絶やさず、あんまりお利口さんとは言えない、英語の下手な日本人客に接したのは素晴らしい。たぶん営業をしても、トップの成績を収めたと思われます。

難しいトラブルとかではなく一安心。それにしても、デスクに座ったまま、あれこれ憶測を言うのではなく、即、現場現物で対応したナンシーは、マネージャーの鏡。こいう人ばかりがスタッフだったら、フィリピンの銀行窓口業務もずいぶん改善されるんでしょうけどねぇ。まぁ、稀な人材だから、支店長を務めているのか。

その後、窓口経由で下ろしたキャッシュを待つ間、少しお話。まだ60歳にもなっていないのに、ワーカーホリックのはずの日本人が定職に就かず、家内は国家公務員(教育省のシライ市分室の職員)という不思議な組み合わせ。好奇心を刺激されたのか、いろいろ訊かれてしまった。

ということで、金融機関の責任者、しかも知的な美人と個人的に知り合えるという幸運に恵まれた今週でした。


2019年7月12日金曜日

コーラ中毒の大工さん

季節の変わり目というのは、日本でもフィリピンでも体調を崩しやすいようです。日本と違って、鉈で断ち切ったように、夏(乾季)から梅雨(雨季)になるネグロス島でも、寒の戻りならぬ、暑さの戻りはあります。

それもちょっと今日は暑いかな、どころではなく、いきなり丸一日が真夏に逆戻りの陽気。と思ったら終夜の土砂降りで、翌日は10度近く気温が下がる。これでは、かなり丈夫な人でも風邪を引いてしまいます。

私も毎年6月頃には、恒例の如くそうだし、今日はメイドのライラが不調で通院となってしまいました。

それでなくても、月曜日の朝が雨だったりすると、工事中の現場でも大工さんが休んでしまう。まだ屋根も葺かれてないので、雨中に仕事すると怪我のリスクが高くなるので、まぁ仕方ないですね。こういう事をあんまり小煩く指摘すると、フィリピンでは人が離れてしまいます。

とまぁ、いろんな理由で休んでしまう、フィリピンの労働者なんですが、大工の一人、マーロン君が「コーラ中毒」で今週から休職となってしまいました。

マクドナルド、ケンタッキーなどのファーストフードが、ひょっとすると本家アメリカより人気だと思えるフィリピン。ハンバーガーやフライドチキンの食べ過ぎで、お腹ぽっこりのメタボおじさん、おばさんはよく見るけれど、コーラ中毒なんて聞くのは、私も初めて。

でもネットで調べてみたら、それほど特殊な話でもないらしい。飲み過ぎで体に悪いのはともかく、やっぱり依存性もあるとのこと。

中でも目を引いたのは、別に取り立ててコーク好きでもない50歳の男性が、本当にやったらどうなるか、1日10缶のコーラを30日間飲み続けてみたという記事。(10 Cokes a Day)もう3年も前に投稿された内容なので、知っている人もかなりいるかも。

結果はほぼ予想通りで、実験中スポーツを続けていたにもかかわらず、体重は10キロ増え、体脂肪率も上昇。血圧に至っては、立派に「高血圧」のレベル。やっぱり糖分摂取量が半端じゃないからなぁ。それ以外にも、コーラの飲み過ぎが原因と思われる病気や、中には亡くなった人についての記事がたくさん。

何より怖いのは、よくない症状が出ていても、酒やドラッグ同様に連続摂取を止められなくなること。アルコール飲料に比べれば安価だし、どこでも簡単に買えるし。これは中毒になったら相当厄介でしょうね。そう言えば現場のあちこちに、小さなコークのペットボトルがたくさん捨ててありました。


だからと言って、今後コーラは絶対に飲まないなんて過剰反応はしませんが、やっぱり何事もやり過ぎはいけないようです。

ということで、7人の常勤大工さんが1名欠けてしまったものの、そろそろ塗装やタイル貼り、天井板の取り付けなど、専門性が要求される工程が視野に入りだしました。マーロン君は、セメント捏ね、土砂の運搬と言った補助業務担当だったので、もう欠員を埋める必要もないでしょう。

おそらく、今回の工事には間に合わないかも知れませんが、ゆっくり休養して、中毒から立ち直ってもらいたいものです。


2019年7月9日火曜日

バスタブ購入と正直大工さん

裏庭に建設中のゲストハウスのお話。

カラースティールに発注して、もう10日経った屋根材。1週間で材料が届く筈が、予想通りの日程遅れ。もうフィリピンでは当たり前過ぎて、いまさら腹も立たないけれど、出来ない約束だったら、しなけりゃいいのにねぇ。

現場では7月に入った辺りから、離れ浴室を除き、床コンクリートはすべて終わり、一部まだだった押入れ壁のブロック積みも完了。現在は、屋内壁のモルタル仕上げ中。これが終われば、タイル貼り、塗装、天井板の取り付けとなるわけですが、屋根ができて雨が凌げるようにならないと、次に進めません。





腐敗槽(簡易式浄化槽)埋設や敷地周囲のフェンス作りなど、それ以外の仕事もまだたくさんあるので、作業は続けられるけど、内装用の建材を保管する場所が不足で、購入もままならない次第。

とは言うものの、離れの浴室に置くつもりのバスタブ。排水管の位置決めには現物が必須。仕方なく一昨日の日曜日、先行購入しました。

場所は2年前に、隣街のタリサイ市内に開店した、ホームデポ「ウィルコム」(Wilcom Depo)。フィリピン全土に約60店舗を展開する、大手建材店です。




この店の品揃えは、ネグロスではかなり高級な部類。特に、今回購入のバスタブを始めとして、トイレ・水回り関連、タイル等、アメリカやヨーロッパからの輸入品が充実。その分、価格はかなり高め。何でもかんでもここで買うことはできませんが、要所の建材は、割高でもきちんとした物にしないと、数年で後悔することになりかねません。

しかも日本人にとってのお風呂は、少々無理をしてでも快適にしたいところ。フィリピン人の家内とは、どうしても意見が合わないのも仕方ない。探せば1万ペソ(約2万2千円)ぐらいの、長さ1.5メートルほどの安い製品はあっても、やっぱり湯船にはゆったり浸かりたい。

私にしては、かなりの長考をして決めたのは、サイズが1.8メートルのコーラー製(KOHLER アメリカ資本のキッチン・バス製品を製造・販売するグローバル企業)バスタブ。お値段3万1千ペソ也。


品物は良いのに、ウィルコムはセールススタッフが頼りない。在庫を確認するだけですいぶん待たされるし、支払いや配送の段取りなど、やたらたくさん人が出てきて、言うことが二転三転。結局、購入を決めてから店を出るまで、小一時間かかってしまいました。

それでも翌日にはちゃんと配送されて、品物に不備もなく一安心。現場敷地内には場所がないので、大工さんに頼んで、取り敢えず母屋の2階ベランダに仮置き。家で見ると、ずいぶん大きく感じますね。


さて、そんな週明けの朝、大工さんの一人が、500ペソ札(約1200円)一枚持ってきました。何のことかと思ったら、土曜日に支給した1週間分の給料が、私の間違えで多く入ってたようです。これはびっくり。

まぁ、我が家の大工さんたちは、みんな人が良くて働き者だと常々思っていたとは言え、ネグロスの庶民感覚では、決して僅かな金額ではない500ペソ。落し物の財布を中身ごと警察に届けたら、テレビのニュースになるようなお国柄。何とも正直な人ですねぇ。


7/2〜7/8の出費

セメント60袋:13,200ペソ
配管材一式:5,148ペソ
ベニヤ板追加、その他:499ペソ
土砂:3,900ペソ
バスタブ(送料込み):32,084ペソ
換気扇:1,260ペソ
大工さん給料:16,838ペソ
配管・配線作業料:4,000ペソ

計:76,929ペソ

本日までの合計:857,376ペソ

ここまでで、6年前に新車購入したトヨタ・アバンザと同じぐらいの金額になりました。



2019年7月7日日曜日

南国映画館「ブレードランナー 2049」


ごくたま〜に、シアターやDVDで観た映画について「南国映画館」と題して投稿しております。前回の「ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー」を書いてから、もう1年以上も経ってしまいました。

今日、ご紹介するのは2年前(2017年)に劇場公開された「ブレードランナー 2049」。別にフィリピンで人気だとか、そういうことは全然なくて、先日の一時帰国の時に日本語字幕付きのDVDを買って、それをたまたま昨夜観たからです。

何を隠そう私は、1982年の第1作「ブレードランナー」を大学生の時に映画館で観て、まともに影響を受けた世代。ストーリーもさる事ながら、映像自体の強烈なインパクト。これは監督のリドリー・スコットの手腕にも増して、「ビジュアル・フューチャリスト」を自認する、デザイナーのシド・ミードの才能によるところが、大きいと思われます。

当初シド・ミードは、劇中に登場する空飛ぶパトカー「スピナー」や、ハリソン・フォード演じる刑事、デッカードが持つ拳銃など、メカニックのデザインだけの担当。ところが、提案したスケッチに描かれた背景が、あまりに素晴らしく、最終的には、映画全体のコンセプト・アーティストとなりました。




つまり、この映画を観たことで、その後私は、工業デザイナーの道を歩んだとも言えるほど。

当然のように、ビデオテープ、レーザーディスク、DVDと、映像フォーマットが新しくなる度に購入し、繰り返し鑑賞。フィリピンにもDVD版の「ファイナル・カット」を持って来ております。

そんな傾倒ぶりなので、35年目にしてようやく実現した続編を観ないわけがありません。ただ、フィリピンの映画館では、オリジナル音声しかないので、家族向けのSFやファンタジーならともかく、複雑なストーリー展開になること間違いなしのブレードランナー。字幕付き鑑賞が叶う機会を、2年間待っていたわけです。

さて、肝心のストーリはと言いますと、第1作の時代設定が何と2019年。最近、他の映画やドラマでもこういうケースが多いですね。「2001年宇宙の旅」とか「バック・トゥ・ザ・フーチャー」。鉄腕アトムの誕生日が2003年4月7日というのもあったし。現実には残念ながら、レプリカント(人造人間)も、飛行自動車も実現はしておりません。

第二作は、そのタイトルから分かるように、さらに30年後の2049年。前作で既に、自然環境は破壊され、ロサンゼルスは異常気象で年中雨。ほとんどの動植物が絶滅したディストピア。画面には緑や水のある風景は皆無で、超巨大な高層ビル群と、スラム化した街並みの陰鬱なイメージばかり。その流れは2049でも、ほぼそのまま受け継がれています。

ネタバレ防止のため、詳細は全部端折りますが、突き詰めて言えば、前作とその続編は、そんな絶望的な異世界で起こった、美しくも悲しい純愛。「許されざる恋」というやつですね。

前作で、レプリカント美女のレイチェルと、自由を求めて脱走したレプリカント抹殺が仕事であるブレードランナー、デッカードが恋に落ちたことから始まった物語。


「奇跡の美女」レイチェル

今回は、そのデッカードの後継者とも言うべき、30年後のブレードランナー、主人公ジョーの報われぬ恋が、物語の背景に描かれます。その恋人役、アナ・デ・アルマス演じるジョイ(Joi)が、何とも切ないほどに可憐で美しい。


そして、最後に明らかになる、デッカードとレイチェルの愛の逃避行の結末。前作同様、決してハッピーエンドとは言えないラストシーンには、目頭が熱くなりました。

ここまで書いて気付いたのは、今日が七夕。織姫と牽牛が、年に一度だけの逢瀬を遂げる夜。やっぱり人間って、洋の東西を問わず大昔から、幸せに成就した恋愛よりも、悲恋や失恋の物語に憧れるものなんですねぇ。