2014年12月6日土曜日

最接近24時間前〜22号台風ハグピート〜

台風の続報です。
この投稿を書いている現地時間12月6日午後10時の時点で、台風はビサヤ地方東端のサマール島に接近し、間もなく上陸もしくは、すでに上陸したと思われます。サマール島から西へ約500kmに位置するここネグロス島シライ市では、ようやく先ほど雨が降り始めました。


昨年の30号台風ヨランダの時は、気付いてから暴風圏に入るまで瞬く間だった印象なので、今回はひどく間延びして長い時間に感じられます。やはり季節的にそういう気圧配置なのか、台風の速度が遅い。

前回の投稿から、勢力は「非常に強い」と「猛烈」を何度か行き来して、現在は「非常に強い」になっています。ネグロス島にいる私たちにとっては幸運なことに、当初の日本の気象台の予想より、進路がかなり北にずれました。その影響でここまで台風がフィリピンに近づいても、まだやや雨脚の強い雨程度のようです。

ネットで調べてみると、日本とは逆に台風が東側から到来することの多いフィリピンでは、東側に位置する島々が盾のようになって、西ビサヤ地域の被害を小さくする傾向があるそうです。特に今回も上陸地点になりそうなサマール島は、平地が少なく急峻な山岳地帯が多いため、台風がまともにぶつかる最初の陸地になって、風雨の被害がことさらひどくなりやすいらしい。
日本で言うと、枕崎、足摺岬、室戸岬、潮岬に相当するような地形なのかも知れません。

速度が時速15kmと自転車並みのハグピートは、予想によるとネグロス島に最接近は、ちょうど24時間後の明日夜9時頃。おそらく今後徐々に風雨が強まるものと思われます。

こういう状況で、今夜は急なお客さん。シライ市の沿岸部のバラリン地区に住む家内の叔父と従妹三人が、もしもの場合に備えて我が家に避難してきました。昨年のヨランダの時も、隣市バコロド市の親戚宅で台風をやりすごしたそうで、バラリンの自宅は浸水してたいへんなことになりました。

避難と言っても、前述の通りまだ全然台風という感じになっていないので、夕食はちょっとしたパーティのようになりました。何しろ3人の娘さんの2人が大学生で、もう1人が小学生。家の中が妙に華やいで、食事の用意は手伝ってくれるし、洗い物も掃除もしてくれるので、私も家内も大助かりです。



これで大した被害もなく、台風が過ぎ去ってくれれば言うことなしなのですが、そう甘くはないでしょうね。明日の今頃はどうなっていることやら...。神さまに家族の無事とフィリピンの安全を祈って、早めに眠ることにします。


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