2019年4月11日木曜日

疲労困憊の現金払い

昨日と今日(2019年4月10〜11日)連続で、新築するゲストハウスのために建材を買いに走りました。

現在作業中の4人の大工さん。その棟梁、リトに書いてもらった建材リスト。ベニヤ板、コンクリートブロック、材木、各種サイズの鉄筋などなど。そんなに大きな家ではないけれど、何十、何百の単位で購入するから、結構な金額が必要になります。

昔に比べれば、ある程度はカードを使える店が増えたとは言え、ショッピングモールや大きなレストランばかりで、建材屋さんとなると現金のみがほとんど。建設業者をパートナーにする大手の総合建材店ですら、キャッシュカードだと割高になったりする。

結果、私のように業者を通さず、大工や職人を直雇いする施主は、大枚の現金をカバンに忍ばせて、あちこちのハードウェア店(こちらでは建材屋さんをそう呼びます)を駆け回ることに。今日のように、買い付け先が隣街の州都バコロドなんて日には、マジでドライバーと私設秘書が欲しいぐらい。

そんな貧乏施主の買い付けは、早朝、銀行のATMで現金を降ろすことから始まります。なぜ早朝かと言うと、ビジネスアワーだと混むんですよ。銀行はざっと10店舗はあるシライ市内でも、各店には1〜2機しかATMがありません。それもすぐに現金がなくなって「オフライン」。

1箇所がダメで次へとなると、昼間ではどこも長蛇の列。特に月に2回の給料日直後とか、年金の支払い日に重なると、もう絶望的な状況。人の少ない時間帯でも、深夜に現金を持ち歩くのは、危なすぎる。なので早朝、となるわけです。

しかも、カードで降ろせる金額は、1日30,000ペソ(約7万円弱)が上限。家内のカードを併用しても60,000ペソまで。何とかなりませんかね、この不便さ。

さらに追い討ちをかけるように、フィリピン紙幣の最高額が1,000ペソ。ATMだと500ペソが混じることがあって、60,000ペソも降ろすと、財布がパンパン。まるで100万円ぐらい持ってる感じで、それだけでも恐ろしい事この上なし。

さて、今日行ったバコロドの建材店の名前が「トライアンフ(Traiumph Hardware)」。「勝利」とか「大手柄」を意味する少々古めかしい言い方の英語。ここ何年かの好景気と建築ラッシュで、名前の通りの大成功を収めているようで、6年振りに行った店は、専用の大きなビルに移転してました。ちょっとしたホテルのロビー並みでびっくり。以前は小汚い村役場の受付、みたいな風情だったんですけどね。

そこで、リトが書いたリストそのままに注文したら、総額8万ペソ以上!。全然足りんがな。仕方がないので、量を半分に減らし、残りはまた来週ということに。電話での発注もできなくはないれど、支払いは銀行経由になって、かなり面倒。やっぱりもう一度、足を運ばないとダメのようです。

ちなみに昨日は、大工さん1名を伴ってシライ市内の建材店3箇所のハシゴ。ある店では、量が半端でトラックによる配送を断られて、道を走っているトライシクルを捕まえたり、砂利と砂では足し算間違えで、2,000ペソも過剰請求されたり。一瞬も気を抜けません。


超フィリピン的な
ベニヤ板の運送風景


ちょっと使い方が違うような気が...。


すごくフレンドリーなブロック屋さん


コンクリートブロック
こちらでは通称ハロ・ブロック
(Hollow Blocks)



そんなこんなで、夕方には疲労困憊。晩ご飯調理の途中にヘタリこんでしまった。食後は、犬の餌やりも忘れて、7時過ぎには爆睡。曇りがちの天候で、時折雨の蒸し暑さもあったし、何より気疲れでしょうね。久しぶりの10時間睡眠。

ということで、しばらくは週一程度で、建材の買い付け仕事をこなす日々となりそうです。


4/10〜11の出費

申請図面への弁護士確認の諸費用:1,900ペソ
ベニヤ板10枚:3,500ペソ
ベニヤ板運送費(トライシクル):100ペソ
角材(2x2x10)100本:16,000ペソ
砂利3立米・砂3立米・ブロック100個:7,400ペソ
シャベル等の工具一式:1,355ペソ
鉄筋、コンクリート釘等(トライアンフ):42,000ペソ
大工さんへの支払い:2,000ペソ

計 74,255ペソ

本日までの合計 95,635ペソ(約200,000円)


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