2019年4月6日土曜日

着工、いきなり1週間遅れ


いやぁ〜、やってくれましたねぇ、大工のトニオ君。

7年前、母屋を建てた時に、メインで仕事に加わってくれたトニオ。通常の大工仕事だけでなく溶接もこなすし、最近では配管技術までマスター。竣工後も、メンテナンスやリノベなど、我が家の守護神みたいなオールラウンド・プレーヤー。

今回の裏庭でのゲストハウス建設では、棟梁を務めてもらおうと、半月ぐらい前から約束をしてました。ところが着工予定の4月1日になっても音沙汰無し。他に3人、前回のメンバーから選抜して連れて来るはずが、誰も来ない。

真面目で仕事がキッチリしているトニオだけに、不慮の怪我とか病気とか、何らかのアクシデントに見舞われたのかとマジで心配してたら、木曜日になってようやく家内の携帯にメッセージが。他の仕事が入っちゃったんだそうです。

建設業に限らず、フィリピンで往々にして起こるのが、この手のダブル・ブッキング。あんまり早手回しに先の予約をしてしまって、直前になって別の条件のいい仕事オファーされると、先約を忘れてしまったり。

トニオの場合は、忘れてたわけではなく、元々、建設会社と2年間の契約を結んでいたんだそうです。隣街タリサイ市での大手ショッピングモールの現場が入り、そっちが断れなかったらしい。なので、家内からの連絡を待っていたって、それは話が逆やんけ。

とは言えトニオとは口約束だし、ここでブチキレても何の効果もない。一応、タリサイの現場と掛け持ちで、週に2日ぐらいは、配管の仕事をしてもらうこととして、棟梁とその他の大工さん取りまとめは、リトという人に任せることになりました。

このリト君。もう50歳になろうかというベテランで、実は前回の棟梁でもあります。仕事がトニオと同レベルにできるし人柄もいい。トニオとは顔馴染みの同僚みたいな感じ。唯一、大酒飲みなのがちょっと心配の種。

久しぶりにリトが、これまた前回の工事に加わってくれた大工さん一人を伴って、我が家にやって来ました。今日は、図面を見ながらの業務打ち合わせ。格好良く言うとキックオフ・ミーティング。

支払いはパッキャオ方式(料金定額)ではなく、日当制で話がまとまりました。棟梁のリトが1日500(約1,100円)ペソで、他に3人の大工さんが475ペソ。力仕事のみのヘルパー(助手)が、もう少し安い賃金で、必要に応じて加わります。

ちなみに、私のイロンゴ語家庭教師への支払いが、2時間の1レッスンで300ペソ。出張マッサージが1時間で同じく300ペソなので、大工さんはあまり割のいい仕事ではないですね。これでもここ5年ぐらいで、1〜2割はレートは上がったんですけど。おそらく州都のバコロドならもう少し高いでしょうし、マニラやセブとかの大都市では、さらに上乗せになると思われます。

ということで、たまたま日本での年度始めのタイミングで、幸先良く4月1日の月曜日と思っていた着工が、いきなり1週間遅れで出鼻をくじかれた格好。それを取り戻すように、今度こそ間違いなく月曜の仕事スタートになりそうです。


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