フィリピン在住の方ならご存知のように、毎年1月〜2月はアニュアル・レポート(年次報告)の季節。
これ、フィリピン人の配偶者だとか、労働許可をなど、ビザによってフィリピンに滞在している外国人が、1年に一度、フィリピンの入国管理局に相当する、Bureau of Immigration、略称 BIに「まだ、ちゃんと住んでますよ」と報告すること。つい忘れててバレると、何千ペソかの罰金を支払うことになります。
ただ、アニュアル・レポートにどういう意味があるのか、もう移住生活10年目になろうというのに、いまだによく分かりません。毎年手数料310ペソ払って、一人1枚、所轄のBI事務所(私の場合は、西ネグロス州の州都バコロド市内)で作成した顔写真入りの書類にサインするだけの年中行事。体の良い集金のような気がします。
日本人を含めた外国人が数多く住む、大都市のマニラやセブ、ダバオなどと違い、ネグロスなど微々たるもので、小さな窓口なのに混雑することはまずないアニュアル・レポート。1月〜2月の都合のよい時に飛び込みで入っても、30分もかからないのが常。
ところが今年はどういう事情なのか、事前予約制になり、1日の受付が4人まで。突然のルール変更はフィリピンのお役所の得意技なので、今更驚きもしませんが、通達がないのが困る。今回は、たまたまツイッターで友達になった、在比邦人の方々からの情報があったから良かったものの、それがなかったら、間違いなく無駄足踏まされてました。
その予約は、ネットでできるとのことなので、家内に頼んだら「全然予約取れない」。そりゃそうでしょうね。いくら微々たる数と言っても千人単位にはなるネグロスの外国人数。これはBIに限ったことではなく、フィリピン人のパスポート申請なども同様。
せっかく手間を省いてストレスフリーになるはずが、何日、何週間かかってもシステムがパンクして受付不可。結局、中間搾取する代理店や業者に無駄な費用を計上することになってしまいます。
BIにしても「急ぐなら代理店を通せ」って、明らかに役所と結託して、外国人から金を巻き上げようという魂胆が丸見え。私はフィリピン人の悪口は言いたくないけれど、こういうの見聞きすると、フィリピンってまだまだダメだなぁと思ってしまいます。
幸い私の場合は、別に急ぐ必要もないので、家内に何度かトライしてもらううちに、やっと予約が取れました。画面に表示された日時とバーコードをプリントアウトして持参せよとのこと。
さて、せっかく久しぶりにバコロドまで行くんだから、ショッピングモールにも寄って買い物したいし、外食も楽しみたい。偶然にも予約の取れた日の週は、オミクロン株で学校の先生たちに自宅待機がかかり、オンライン授業もお休み。私も息子も、昨年のうちにワクチン2回済ませているし、二人で出かけることにしました。ちなみに功労者の家内は、残念ながら仕事。
アポイントは午後2時で、それを最初にして復路が帰宅ラッシュに巻き込まれると嫌なので、朝10に自宅を出ました。運転手さんは、いつものように少し早めに来て、車を洗ってくれました。
平日昼とは言え、お客さんが少ないSM |
実はクリスマス前に日本食材やらをバコロドで買い出ししようと思ってたのが、12月16日にネグロスに上陸した台風オデットの影響で、それを果たせず。気がついたら年が改まっていたという次第。
食料品だけでなく、筋トレ後に服用しているプロテインとか、新しいスニーカーを購入。息子の分も買ったら、私と同じサイズになってました。もう今年17歳ですからねぇ。
お昼はアヤラモール内のイエロー・キャブでピザとスパゲティ。そして主目的のアニュアル・レポートは、窓口に行ったら私の書類が用意されていて、本当に支払いとサインだけで、5分もかかりませんでした。やれやれ。
ということで、買った品物やお昼に食べたピザの写真をフェイスブックに投稿。帰宅した家内に、真顔で「私の分のピザは、テイクアウトしてくれなかったの?」と問い詰められてしまいました。やれやれ。
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