今日はまたまた我が家のメイドさん、ネルジーのお話。
このブログで何回か投稿したように、ネルジーは食べ物の好き嫌いが激しくて、肉類は豚・鶏・牛一切ダメ。ミンチにしようがハムにしようが全然食べられない。そこで料理担当の私としては、肉抜きで作ってネルジーの分だけ取り分け、その後別調理の肉を追加して家族用にするという調理法をやってます。これが名付けて「ネルジー・スペシャル」。
最近はこのやり方にも慣れて、極端な少食のネルジーも、普通に食べてくれるようになりました。当初は恥ずかしがって会話もなかったけれど、実は明るくておしゃべりな地金が出てきて、食べながらいろいろ話すようにも。
話すのは地元の方言で、主に家内と。それを横で聞きながら意味を尋ねると「この料理は初めて食べました」というのが多い。それもカレーとか冷麺などの日本食ならば分かりますが、スパゲティやチャーハン(こちらでもフライド・ライスは一般的)を、23歳になるまで食べたことがなかったというのには驚きです。
特にスパゲティは、フィリピン人ならば大人も子供も大好きな、ファーストフードレストランの定番メニューだし、一般の家庭でもちょっとしたお祝いやパーティだと必ず出てくる、いわばフィリピンのソウルフード。でも考えてみると、こちらでスパゲティと言えばミートソースがほとんど。ネルジーが食べられないはずです。
日本ならばシーフードやキノコ、たらこ等、肉を使わないパスタ料理はいくらでもあって、ベジタリアンでも食べられるバリエーションは豊富。ところがフィリピンでは、それなりの高級イタリアンのレストランでもない限り、お目にかかったことがないですね。想像してみると、ネルジーはちょっと寂しい子供時代を過ごしていたのかも知れません。
こうなると、何やら責任を感じてしまいます。見た目は頑丈そうに見えるネルジーですが、若干貧血気味だったり、生理前後は体調を崩しやすい様子。肉はなくても、できるだけ滋養のあるものを食べさせたいですね。
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