ここ西ネグロス州が封鎖状態になってから丸3週間。ネグロスやパナイ島を含む西ビサヤ全体で、陽性確認された感染者数が、今日(4月20日)時点で累計52名と言いますから、決して楽観はできないものの、マニラ首都圏、あるいは東京に比べても、かなり穏やかな数字。シライ市民から感染者が見つかったという報告はありません。
そうなると、そろそろ締め付けも緩めようと、封鎖以来完全に止まっていたトライシクル(輪タク)の運転が今日から再開。登録番号による規制があって、動かせるのは約半分程度で、まだ各世帯から外出できるのは一度に一名だとか、マスク着用義務などの制限は残るものの、買い物などの移動が格段に楽になります。
また、一部の職場では、少しづつ業務が始まっているようで、家内が勤めるDepED(デプェド/フィリピン教育省)は明日から週二日の通勤。休んでいても賃金は変わらず支給されるので、家内は少々不服なようですが。
本当は、我が家のメイドのライラも復職するはずだったのに、結局顔を見せてくれませんでした。先週、困ってるんじゃないかと米を分けてあげたライラ。久しぶりにやって来て、月曜日から戻りますと言うから、給料の前渡し500ペソを払ったんですけどねぇ。
それ以外にも、ずっと閉店していたカフェやレストランが、宅配と持ち帰り限定でオープンいしたり、軽トラックで住宅地に野菜を売りに来たり。
さてここで唐突ながら、私のビジネス。
実は思いがけないことに、ゲストハウスには封鎖と同時に長期滞在のお客さんが。ネグロス在住の私のよく知る日本人男性で、州都バコロドにアパートを借りようとしたタイミングで封鎖。仕方がないので、空き家になっていた私のゲストハウスに、封鎖が終わるまで仮入居となった次第。
私にすれば、相手の弱みにつけ込んでるいるようで、ちょっと悪いかなとも思いましたが、家賃を値上げしたわけでもなく、先方も「助かりました」と喜んでいただいている様子。ウイン・ウインの共存共栄ということでしょうか。
まぁ、私たちのように、直ちに生活に困るわけではない場合はともかく、日銭暮らしの余裕のない人たちは、いろんな意味で限界に近づいています。近辺でも泥棒騒ぎが増えたとのこと。1回50ペソ(100円ちょっと)で髪を刈ってもらってる散髪屋のオジさんとか、困ってるだろうなぁ。
ということで、今日はようやく曙光が見え始めた、西ネグロスの封鎖状況についてお伝えしました。
買い物へ行く途中で見かけた
シライ市による支援物資支給の現場
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