このタイトルで元ネタ分かる人は、間違いなく関西出身(またはかつて在住)で、私と同世代でしょうねぇ。分からんけど知りたい場合は「突然ガバチョ!」でググってみてください。
それはさておきゼネカ、つまりアストラゼネカ。驚くほど幸運なことに、フィリピンの地方、ネグロス島のさらに田舎のシライ市、しかも外国人にして微妙にシニアでもない私が、昨日アストラゼネカ製の新型コロナ予防接種を受けることができました。
たまたま本日(2021年9月18日)は、日本人商工会議所が世話役で、フィリピン政府の協力で実現した、日本人向けワクチン接種事業の第一回目。このブログを書いている時間に、マニラで行われているそうですが、それとは無関係でまったくの偶然。
ひょっとすると、裏で金をつかませたとか、日本人だけの隠しルートで...なんて邪推されるかも? もしそんなことができるぐらいなら、ずっと前に接種を済ませてますって。
現在ここシライでは、医療従事者、高齢者、持病のある人、エッセンシャルワーカーの順番で、各バランガイ(フィリピンの最小行政区画)が作成したリストに沿って接種が行われています。それに加えて、キャンセルやワクチン忌避が出た場合にワクチンを無駄にしないため、ウォーク・イン・ヴァクシネーションと称して、当日に会場に来た人に対して、予約なしの接種も。
前日に家内が教えてくれたのが、このウォーク・イン枠。ワクチンの種類がアストラゼネカだと言うので、ダメ元で行ってみることにしました。
こういう時にありがたいのが、地元出身の家内。業務時間中にもかかわらず、朝から会場の市営体育館に出かけて様子見をしてくれました。その家内によると、まずはリストアップしてる人が優先で、駆け込みは午後からとのこと。
これはどっちにしても長期戦になりそうだと、キンドル本を仕込んだ携帯と、電池切れに備えて紙の本も用意して、昼食後トライシクル(オート輪タク)に飛び乗って体育館へ。ちょっと拍子抜けしたのは、もっと大勢が「密」状態で待ってるのかと思ったら、意外にも人は少ない。それでも20〜30人ぐらいはいたでしょうか?
結局、アストラゼネカは品切れらしく、シノバックになりますだって。まぁ、それもある程度は想定内。接種済み証明がないと、今後の行動の自由が著しく制限されるので仕方ない。
気を取り直して、さぁ何時間かかるかなと悠然と構えてたら、ものの15分ほどで市役所の係員から「はい、そこの人」と家内が指さされました。待ってる順番なら最後の方だったし、係員の顔見知りでもない。
とは言え、無理に割り込んだわけでもないし、早いに越したことはないと接種場所へ移動。ところが後から聞いたところでは、この時に呼ばれた約10人は、当日最後に残ったアストラゼネカを割り当て。何ともフィリピンらしい大雑把な采配ですが、超ラッキーだったのは間違いなし。
さて、問診を受けた後、看護師のオバちゃんが注射器を構えています。この人たちも一日中同じことやってて退屈だろうと、「優しくしてね、痛かったら泣いちゃうから」と軽口を飛ばしました。(もちろん英語で)このオヤジギャグが思いの外ウケて、オバちゃん大笑い。よかったよかった。
注射自体は、これまで多くの体験者が語ったのと同様、それほど痛くもなく、少し心配していたアナフィラキシーらしき反応も皆無。体育館に入って1時間もしないうちに、すべて完了です。早々に帰宅したら、すでにシノバック2回接種済みのメイドさんが「おめでとう!」とお出迎え。
その後、派手な副反応でも出たらブログネタになるなと待ち構えてましたが、これも拍子抜け。確かにワクチン打った場所は24時間経った今も筋肉痛のように痛むし、心なしか全身がダルくて、若干、頭もボ〜っとした感じ。でも熱はなさそうだし、寝込むほどではない。用心して、日課の筋トレとサイクリングは控えましたけど。
ということで、取り敢えずは家内のサポートへの感謝と接種祝いで、フライドチキンを買ってきてもらい、幸せな気分で一日を終えることができました。
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