YouTubeが世界的に市民権を得て、自撮りビデオを編集してネットに投稿するなんて、当たり前過ぎて今更言うのも恥ずかしながら、とうとうやってしまったVlog。ご存知ない方のために説明しますと、文章主体の記事がWeb Log、それを略してBlogと言われるものを、動画で投稿するのがVideo Blog つまりVlog。日本語表記するとヴログかブイログ、ビデオログになるそうです。
さてそのビデオログ。これからユーチューバーになって、ひと稼ぎを目論んでいるわけではなく、イロンゴ語レッスンの課題で先生アンから宿題。なので日本語や英語ではなく、全編イロンゴ語が前提条件。
アマチュアとしてのビデオ撮影や編集ならば、かれこれ20年ぐらい前からやってた私。何代にも渡って愛用してきたアップル・コンピューターの標準アプリとして、iMovieが実装されて以来。それほど凝ったエフェクトはできないけれど、子供の成長や家族旅行の記録を残すぐらいなら十分すぎる性能。
最近のは、効果音やBGM、背景画像なども充実してきて、これが高校生ぐらいの時にあれば、ひょっとすると映画監督を目指してたんじゃないかという素晴らしさ。実は8ミリ撮影に凝った時期があったんですよ。
お題は「セント・フランシス(今住んでいる宅地)の自転車ツアー」。このブログでも度々触れている、毎朝のサイクリングについては、イロンゴ・レッスンでもよく話題にしてるので、アンが提案してくれました。
さて、11月のネグロスは、かなり気まぐれなお天気。朝はピーカンでも昼過ぎには土砂降りなんてことは珍しくありません。起きた時には撮影日和と油断してたら、朝ご飯食べてる間に灰色の雲が広がったてたり。
何日か空振りが続いて、やっと安定した青空が広がったある日、素材撮影に出かけました。素材撮影なんて書くと大袈裟に感じますが、実は事前に絵コンテならぬ写真コンテを作って、かなり細かい部分まで流れを組み立てていたので、実際の撮影は1時間もかからず。
そもそも広いとは言え、それほど変化に富んだ風景があるわけでもない、私の住むセント・フランシス・ネイチャービレッジ。何軒かの大金持ちの邸宅に、プールとバスケットボールコートのある管理事務所、あとは延々と続くサトウキビ畑ぐらいのもの。
さらにイロンゴ語のシナリオも、アンに文法と語彙を事前チェックしてもらうために、完成していたので、それぞれのシーンでどの程度の尺が必要なのかも分かってます。何より、勝手知ったる自宅周辺。
とまぁ、ここまでは天気待ちを除けばすんなり済んで、厄介だったのがナレーション。YouTube慣れした人なら、スマホを固定して一人喋りを撮るんでしょうけど、動画で自分の姿を見るのがどうにも苦手なんですよ。大抵のフィリピン人が大好きなセルフィーの写真すら滅多にやらないぐらい。
仕方なく息子に頼んで、黙って自転車を漕ぐシーンだけは撮ってもらったものの、それ以外はアフレコのナレーションのみ。実は自分の声聴くのも嫌だったんですが、それやらなかったらイロンゴ語の課題になりません。
ということで完成したのが5分ちょっとのビデオログ。お陰さまで、アン先生の受けは上々。多分高校のクラスで英語版を生徒に作らせる授業でもやったようで、ちゃんと評価用紙まで用意。それによると、オリジナリティ、文法、動画クオリティが満点で、発音だけがちょっと減点で、97点を頂きました。「外国人だからしゃぁないしなぁ」とのことです。
やっぱり褒められるって、いくつになっても嬉しいもの。早速フェイスブックに動画を投稿したところ、イロンゴ・ネイティブの家内や親戚、友人たちが結構面白がってくれました。と言うことは、あの関西訛りの棒読みイロンゴでも、意味は分かるらしい。
これで味を占めたのは言うまでもなく、ビデオログ第二弾は年内目標に「日本式カレーの作り方」を制作する予定です。次は日本語字幕をつけましょうかね?
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