先週の土曜日(2021年12月11日)、フィリピン教育省の地方分室勤務の家内からの紹介で、やって来ました新しいイロンゴ語(西ネグロスの方言)家庭教師のバンビさん。もちろんこれはニックネームで、本名はヘラ・ゴレツといいます。
8年前の移住当初、最初にイロンゴ語を教えてくれたティンティンことクリスティーナは、当時30代。その後20代の先生が3人続いて、今回のバンビは39歳。歳のわりにはずいぶん可愛らしい名前ですが、フィリピンではそんなに珍しくはないらしい。
私にとっては5代目となる家庭教師のバンビは、その中でも一番のおしゃべりで明るい性格。もちろん語学の教師やるぐらいだから、今までも無口だったり暗い性格の人はいなかったものの、もうブッチ切りのフィリピナ気質満載。
前回投稿した通り、家内の同僚で、教育省勤務。学校所属ではなく公務員として、病気や貧困などの理由で学校に通えない子供のために、家庭訪問して授業をしたり、刑務所に収監されている囚人を対象に教えたりする先生。ふ〜ん、そういう仕事もあるんですねぇ。
そして家内によると「子供っぽい」とのこと。まだ独身なんですが、何回か恋人と同棲して失恋。その度に上司に怒られるほど職場で号泣したりするらしい。子供っぽいというより、隠し事ができないストレートな性格。確かに実際に会って話してみたら、その通りの天真爛漫さ。
ただ、教師としての心構えはしっかりしているようで、わざわざ約束の時間を遅らせて、私のイロンゴ語力チェックのためにイロンゴ例文を用意してきました。私としては最初なので、30分ぐらい面接っぽく喋っておしまいのつもりだったのが、終わってみれば2時間ガチのレッスン。
全教科の教員資格はあるし、ギターとピアノも教えるというオールラウンドなバンビ。ちょっと雑談しただけでも、話題はずいぶんと豊富だし教養も感じさせます。やっぱり或る程度の年齢と経験を積んでる人ですね。
これはメイドさんの雇用でも感じたことで、最初は高校卒業したてのティーンエイジャーから、20代中ば、そして現在のライラおばさんと、歳を重ねただけスキルは上がるし、それだけ仕事を続けているだけあって、腰が据わってる。
女性とかフィリピン人に限った話ではなく、若いと体力はあるけど、自信が伴わない分、仕事を任せても危なっかしいし、なかなか長続きしない。メイドさんが5人目、セラピストが3人目で、結局バンビ含めてほぼ40代で揃いました。
もちろんこの先バンビが、3年5年と定着するかどうかは未知数ながら、教師としては10年以上のキャリアがある人。今までの先生たちと比べると、第一印象での安定感は抜群です。
何より気が合ったのは、音楽大好きな点。ただ好きなだけなく子供に教えるレベル。フェイスブックに投稿された動画を見ると、ギターはプロ並みの演奏です。それならばと、嬉しがりの私が早速英語とイロンゴ語の歌を披露したところ大喜びのバンビ。
実は、最初の頃に歌でイロンゴ語を覚えようと、私の好きな日本語を歌をイロンゴ訳してもらって歌うという取り組みをやってまして、そのトライアルを約2年ぶりに再開できそうな運びに。1曲だけあるのが「上を向いて歩こう」。そして未完だった「シクラメンのかほり」(どっちも古くてすみません)をバンビに完成させてもらうことになりました。
ということで、次週はギター持参でイロンゴレッスン。まったく予期せぬ展開ながら、これは面白くなりそうです。
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