2013年の移住以来、私にとっては4人目だった、イロンゴ語(西ネグロスの方言)家庭教師のアン嬢。先月(2021年11月)のイロンゴ語によるビデオログの提出を最後に、休講が続いておりました。理由はシンプルで、徐々に通常に戻りつつある本職の高校教師の仕事が忙しくなってきたから。
コロナ禍真っ只中の時には、就業日が週4日。土日は実家のあるカディスに帰るので、最近は木曜日の午後がイロンゴ・レッスンでしたが、週5日に戻って上に新たな学位修得が必要になったらしい。ここシライ市内の感染者数も一桁台になって、やっと日常生活が普通になったと安堵したんですが、それで忙しくなる人も増えるわけです。痛し痒し。
思い起こせば、初代先生で近所の私立高校に勤務するティンティンにアンを紹介してもらったのが、シライのロックダウン解除直後の昨年6月。(「本気でプロの家庭教師」)かれこれ1年半もお世話になりました。ティンティン以降の前任者二人は、プロの教師ではなかったこともあり、私のイロンゴ力はあまり変化しなかったのが、現役英語教師のアンに就いてからは、自覚できるぐらいに学力向上。
アンはいろいろ工夫してくれましたからねぇ。
現地小学校で使われている、母語(マザー・タング)用の教材を使ったり、自分で録音した聴き取りテスト。或る程度私がイロンゴ作文できるようになってからは、毎週の出来事をA4一枚にまとめた「ジャーナル」や、前述のビデオログなどなど。
何より明るいアンは、私のくだらないジョークにも大笑いしてくれる、関西芸人風に言うと「ええお客さん」。教師としてはもちろん優秀だし、一人の女性として実にチャーミングなアンなので、週一回会えなくなるのは寂しい限り。最近も似顔絵イラストをプレゼントしたところなのに。(「アン in キモノ」)
アンも含めて、4人すべての家庭教師さんは、私の都合で辞めさせたことはなく、どの人も止むを得ない事情ばかり。家庭教師だけでなく、我が家に出入りするワーカーは、メイドとマッサージ・セラピストがいますが、だいたい辞める時は先方の理由ですね。なので、しばらくは軽い喪失感が伴います。
とまぁ、残念がってばかりもいられないし、折角だいぶ上達してきたイロンゴ語会話を諦めるのも勿体無いので、早速後任探し。またもやティンティンにメッセージをしたら、気立の優しいシライ小町の彼女は、二つ返事で引き受けてくれました。ただシライの学校教師は、アンだけでなく、どこもこれから多忙になりそうで、ちょっと難しいかも。
そう言えば家内が、教師の総元締めであるフィリピン教育省勤務。私がイロンゴ語を少しは喋れるようになって、家内も喜んでいるので、頼まない手はない。結果的にはこっちが当たりで、数日で候補をピックアップ。
家内の話によると40代の女性。学校勤務ではなく教育省に籍を置く教師。病気や家庭の事情、遠隔地に住むために学校に通えない子供や、刑務所に収監されている刑務者を対象に、巡回授業をしているとのこと。英語だけでなく全教科見てるので、かなり経験豊富で教養がありそう。
しかもギターを弾くのが得意で、それも教えているんだそうです。これはひょっとして私の歌でセッションできるかも?
ということで、明日の土曜日朝、家内を交えての面接を控えて、いやが上にも高まる期待。結果はまた投稿しますね。
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