何となくバタバタしてたら、もう1ヶ月以上も、このブログを放置しておりました。読者の方々、申し訳ありません。その間、私の周囲でいろいろあっただけでなく、世界中でいろんなニュースが駆け巡りましたねぇ。
まず、気が狂ったような、矢継ぎ早やのトランプ米大統領の政策発表。著名人の中には、新しい時代の流れだとか、深謀遠慮だと深読みする向きもありますが、私には、行き当たりばったりの思い付きとしか思えません。またウクライナやガザでは、停戦の動きが垣間見えたと思ったけど、結局戦火は止まず。フィリピンの近隣諸国のミャンマーやタイでは、大地震で甚大な被害。そして、ここフィリピンでは、ドゥテルテ前大統領が、マルコス現大統領によって国際刑事裁判所に引き渡されるという、前代未聞の大事件が進行中。まさに怒涛の年度末でした。
そんな騒々しさに比べれば、以下、実に平和な話題について。
昨年(2024年)、約半年間のフィリピン・ネグロス島、つまり私の自宅に滞在していた高齢の両親。実家の片付けや検診・各種の治療などのために12月初めに一旦帰国していました。片付けと言っても、二人とも来年90歳の後期高齢者。ほぼ「終活」のようなもの。さらに、年齢的に身体のあちこちがガタガタなので、次回のフィリピン滞在に向けて、日常服用する大量の薬も仕入れました。ついでに父が歯の治療を始めてしまい、これが長引いて、再渡航が当初の予定より1ヶ月ぐらい遅れ、3月の前半となった次第。
どうせなら、フィリピンの真夏である4〜5月を外して、6月にすれば良かったんですが、諸般の事情で一番暑い時期になりました。とは言っても大阪の真夏に比べれば、はるかに凌ぎやすいですけど。
さて、我が家の離れ、2LDKの通称「ゲストハウス」に、再度、両親を迎えるわけですが、前回の反省を踏まえて少し工夫をしました。まず、母の寝室を移動。母屋のリビング・ダイニングに面した八畳ぐらいの部屋に、ベッドとテレビを置いてたのを、その反対側、母屋から一番遠い部屋に替えました。というのは耳が遠くて、ものすごい音量でテレビをつけっぱなしにする。うるさいので、窓を閉めてエアコン使ってと何度頼んでも、翌日には頭のネジが巻き戻ってしまって、同じことを繰り返すので、仕方なくこの処置。
もう一つは、窓全開放でのエアコン使用。こちらは根本的な解決は難しく、考えた末に「アホに指示するんか?」みたいなデカい文字でエアコン本体に張り紙をしました。この件では、前回「金なら払う」と逆ギレした父と口論になってしまったので、効果の有無はともかく、何もしないわけにもいかず。
とまぁ、実はちょっと気が重かったりしたんですが、一応、両方とも効き目があり、連日の真夏日ということもあって、テレビ視聴時は奥の部屋で窓や扉を閉めて、エアコンを使うという習慣が、定着しました。
実はもう一件、気になっていたのが、父の食事時(正確には食事直後)の悪い癖。入れ歯を使うようになって、歯の間に挟まった食べ物を舌で取るため、盛大に音を立てる。ネットで時々見かける、食べる時にクチャクチャの「クチャラー」ではないけれど、あまり気持ちの良い音ではありません。しかも、食後、これを延々とやるので、お客さんがいたり、外食する時には、恥ずかしくて仕方がない。
最初は、もう年寄りのことだし、しゃあないかと思ってましたが、どうやら本人は周囲に不快感を与えてる自覚がない。とうとう先日、指摘したところ、若い頃はダンディを気取っていた父(平たく言うと「エエ格好しい」)なので、「恥ずかしい」の一言が効いた模様。それ以来ピタリと、この悪癖が治りました。
こうやって文章にすると、我ながら口うるさい小姑みたいですね。ただ、別棟ながら同居する家族。毎日のことにストレスを溜めると、いずれ思わぬタイミングで感情が爆発しかねないので、嫌なことは嫌だとはっきり言うのはとても大切。まだ10年ぐらいは死にそうにないし。
ちなみに私は現在62歳で、どこから見ても立派な「老老介護」。ただ、フィリピンでの介護移住の利点として、まず十分な広さの家があって、掃除や洗濯をしてくれるメイドさんが雇えて、しかも高齢者との同居を苦にしないフィリピン人の家内。私がやっているのは、日々の食事作りだけなので、これで文句を言ったらバチが当たりそうです。
ということで、この介護生活。今回は8ヶ月強で、また年末までの滞在となります。
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