2013年12月11日水曜日

コンクリート・ブロックの正しい積み方

昨日の日記でフィリピンのコンクリート・ブロックの質の悪さについて書きましたが、今日はそれを使って、どうやって「何とかするか?」の実践編。今、合計八名来ている大工さんたち。そのリーダー格のリトさんに指導。最初は家内の通訳で、段取りを教えたそうなんですが、実際にやらせてみると全然言ったことが理解できていない様子。ついに現場監督の父による、臨時「コンクリート・ブロックの正しい積み方」講座が始まりました。

子供の頃、日本で大工さんがブロック積む作業を、じ〜っと見ていた覚えがあります。それを思い出しました。土台にブロック一個を乗せるコンクリートを敷いて、予め水平に張った糸にブロックの天面がぴったり合うように、金づちで軽く叩きながら微調整。二段積んだところで、ブロックの穴に上から砂との比率を3:1で練ったコンクリートを流し込むと、二段分が一体化して、質の悪いブロックでもそれなりの強度がだせるとのこと。


なるほどな〜。フィリピンの大工さんがこんな風にやってるのを、見たことがありません。言っちゃ悪いですが、ブロック塀の目地を水平垂直まっすぐに仕上げるという意識は、多分なかったろうと思います。

父によると、今回集まった大工さんたちは、みんな真面目でサボる人なし。土方仕事を見ていると、この暑さの中、朝も昼も夕方もペースが変わらず、ものすごい体力だと感心しますが、惜しむらくは仕上げのレベルへのこだわりがない。考えてみれば、当然かも知れません。二十年の経験があっても一律日当200〜300ペソ。(500円〜700円)いくら経済格差があると言ってもかなり安い賃金。これで高いレベルを求める方が無理というものです。

おそらく現場監督も、そんなに細かく指示は出さないのでしょう。他の現場を見ていると、数日に一度様子を見に来るだけの監督さんも多い。しかし、だからと言って、フィリピンの大工さんに能力がないわけではありません。ちゃんと実地でやって見せて、きちんと教えれば、何とかなる。特に最近は、ウチの大工さんたち、父の教えることを金科玉条の如く忠実に守るようになってきました。


これで父がもう二十年も若ければ、こっちで本気で施工業者を始めていたかも知れませんね。見よ、指導を受けるリトさんの真剣な眼差し。


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