日本では本格的な梅雨を迎えているようで、ネットの天気予報を見ると「激しい雨に警戒」とか「土砂災害に注意」などいう恐ろしげな見出しが躍っています。
フィリピンでは、真夏がゴールデンウィークの頃だったり、年間最低気温が平地では20度以下にはならなかったりで、日本とは、いつも全然違う天候のイメージがあるかも知れません。ところが、6月〜7月だけは、ここネグロスでも雨季の初めで、日本と同じような感じ。
今年は台風の発生が遅く、幸いにして数日に渡るような集中豪雨は、まだありません。しかし、朝晴れていても、午後からは連日の夕立。これこそ本家ゲリラ豪雨で、短時間でも相当な雨量です。室内にいても、会話ができないほど雨音になることも。
去年までは「ああ、雨が多くて鬱陶しいなぁ」で済んでいたのですが、今年の3月頃から、パートナーが見つかって、ほとんど毎日のテニス。もっぱら近所の屋外市営コートなので、雨が降ったり、晴れていても前日の午後以降に夕立があると、コートが湿ってプレーすることができません。
そして、せっかく小麦色に焼けたのに、2週間もすると、ほとんど元に戻ってしまいました。まぁ肌が丈夫だということなので、悪いことではないんでしょうけど、買い物の時にフィリピン人に間違えられる楽しみがなくなってしまった。ついこの間など、レジで早口のイロンゴ語(西ネグロスの方言)で話しかけられました。「イロンゴ喋れません」と片言のイロンゴで返したら「じゃぁ、セブの人ですか?」。
韓国人や中国人に間違われるより、こっちの方が楽しいんだけどなぁ。
今朝は、久しぶりに地面があまり湿っていないようで、7時前に、子供を学校へ送って行った帰りにコートに寄ってみました。お世辞にも綺麗とは言えない市営コートですが、一応管理人がいます。コートの裏でサリサリ・ストア(雑貨屋さん)を営んでいる、私と同年代の50過ぎぐらいのおじさん。
英語で「今日はテニスできるかなぁ?」と聞くと、イロンゴで捲し立てられました。この人、いくら英語で話してかけても絶対イロンゴしか返ってこない。それでも犬か猫でも追い立てるような仕草だったので、言いたいことは理解。「バサ、バサ」と繰り返してたのが、やたら耳に残りました。
帰宅して家内に尋ねると「バサ」とは「湿ってる、濡れてる」の意味。こんなに具合に覚えると、外国語の単語って忘れないですね。
昼過ぎには、東の空に決まって入道雲