2019年6月9日日曜日

屋根葺き準備


6月もそろそろ中旬に差し掛かろうというこの時期。一応フィリピンは、雨季になりました。ここネグロスでも夕刻や夜間など、数日に一度ぐらいザっと降るので、もう渇水の心配はないけれど、どうも例年と比べると降り方がイマイチ。

私たち家族が移住して7回目の雨季。今まではこんな生易しいものじゃなかった。日本なら「ゲリラ豪雨」と呼ばれるようなレベルが終日続いたり、場合によっては数日も。下水設備が貧弱なので、すぐにくるぶしぐらいまで道路は冠水して、落雷での停電も多い。下手すりゃ台風が来てもおかしくない。

雨が少ない状態で、赤道近くの6月の日差しはさすがに強烈。当然のように暑さは4〜5月の真夏そのままだし、ちょっと曇ったぐらいなら、こんどは蒸し暑さに閉口。

もちろん、毎日土砂降りになってほしいわけではありません。今年は裏庭でのゲストハウス建設中。たとえ曇りでも、雨が降らない日が多いのは、大助かり。ちょうど今日からは、屋根葺きの準備作業が始まりました。

ここまでは、ひたすら土方とコンクリートワーク。ベニヤ板と角材で仮枠を作り、コンクリートを流し込んでの柱と梁作り。それと平行してのブロック積み。木と土の仕事が延々と繰り広げられました。


最後の梁が仕上がった先週末

それとは、ちょっと趣きが違うのが屋根。下地は鉄骨を溶接して組み上げます。大工さんなら誰でも出来るというわけではなく、溶接工の腕が必須。なので、今うちの現場で働いている7人の侍、ならぬ大工さんに加えて、他の現場の都合で、最初からは来られなかった、アントニオくんが、満を辞しての参加となりました。

気合い十分で日曜日からの作業開始。事前打ち合わせで頼まれていた、鋼材と鉄筋は入手済みで、アントニオ持ち込みの溶接機がフル稼働。寸法はすでに頭の中に完全インストールで、どんどん屋根の断面形状が姿を現します。頼りになる事この上なし。




左がアントニオ
子供みたいに見えても実は48歳


使い込んで貫禄十分の溶接機

そして来週からは、柱・梁とブロック壁の完成と同時に、床にかかります。日本式家屋と異なり、縁の下はない鉄筋コンクリート。周囲を壁で囲って、床面までは土砂でかさ上げ。洪水に備えて、グランドレベルから床面は50センチかそれ以上。またずいぶん大量の土砂が必要になりますね。

ということで、屋根と床の格好がつくまでは、雨も手加減して降ってもらうよう、祈りたい心境です。


6/4〜6/9の出費

屋根下地用鋼材、その他:19,980ペソ
コンクリートブロック、土砂:14,500ペソ
配管用材料:7,900ペソ
グラインダー替え刃、その他:900ペソ
大工さん給料:18,250ペソ

計:61,530ペソ

本日までの合計:517,567ペソ


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