2020年5月28日木曜日

ネットと電話が半日不通


一昨日の火曜日(2020年5月26日)、朝8時ごろだったと思います。スマホでニュースを閲覧していたら、突然「プツン」という感じで、リンク先にページが切り替わらなくなりました。フェイスブックやツィッターも同様。

ルーターを見ると、通常は緑色に点滅して、インターネット接続を示すLEDが赤色に変わってます。数分から数十分程度の通信障害は、日常茶飯事のフィリピンのプロバイダー。ところがこの日は、待てど暮らせどシグナルが戻ってきません。

もしやと思って固定電話の受話器を上げてみたら、発信音が通常の「ツーー」ではなく、「ツーツーツー」と明らかに異常。どこにも通話できないし、スマホから電話してみてもダメ。

それどころか、ネットではなく、電話回線を使った通話やショートメッセージも相手によっては通じない。当然のように、自宅のWiFiを介さないデータ通信によるネット接続もできない。要するに双方向の通信手段は、ほぼ全滅の状態になってしまいました。

こういう時に困るのは、この障害が、自宅付近の架線の破損などの局所的なものなのか、広範囲なのかがまったく分からないこと。実は過去に2回、近所の電気工事中に間違って電話線を切断されて、数日から一週間もネットと電話がつながらなくなった事故を経験してます。

その時と同様に、オフィスで勤務中の家内に頼んで、契約しているプロバイダーの「グローブ」に、何度も電話してもらいましたが、ずっと話し中。サポートセンターにメールしても、自動返信の「システム確認中なので、24時間お待ちください」。本当に確認してるのかどうか怪しいし、一体どの時点から24時間なんだ?

これって、停電とか断水もそうですが、トラブルの原因も復旧の目処も、まったく情報なしというのがツラい。

それにしても、私を含めて、フィリピン人、日本人に関係なく、ネットにどれだけ依存しているのかがよく分かりますね。SNSはもちろんのこと、最近はNetflixにハマっているので、映画やドラマも視聴できない。

さらに、このブログ。投稿はできなくても、書くだけなら大丈夫そうに思えます。ところがちょっと書き始めると、いろいろ事実関係を調べる必要が出てくる。この程度の他愛もない内容でも、真面目に書くとそうなるんですよ。ましてや英語版なんて、グーグル翻訳の助けがなければ、ほんの数行も覚束ない。

後から分かったのは、これが自宅近辺だけではなく、シライ市内全域で同時に起こったと思われる、通信障害だったということ。「思われる」としたのは、丸二日経った今でも、グローブからは、何のアナウンスもないから。電力会社の場合は、フェイスブック経由で、計画外停電の原因説明や謝罪がちゃんとあるんですけどね。

シライ在住の家内の友人でグローブ使用者からは、非難轟々状態。ダイアルアップじゃなくて定額制なので、使えなかった分の料金を返せと言いたくなります。結局、ネットと電話が復旧したのは、当日の深夜11時ごろ。ざっと13時間も不通でした。

家内の実家では、以前グローブを使ってましたが、トラブって修理を頼んでも放置が続き、プロバイダーをPLDT(フィリピン長距離通信)に変えた経緯があります。また、我が家と同じ宅地内の、日本人向け英語学校では、かれこれ2ヶ月ぐらいグローブの回線が不通。

だからと言って、グローブのライバル会社、PLDTの信頼性が高いかというと、そんなことは全然ありません。グローブがauだとすれば、PLDTは、フィリピンのドコモみたいなものなんですが、サービスのダメさ加減は五十歩百歩。日本人の私だけがそう思ってるんじゃなくて、家内を始め、地元の人たちは、もっと憤っている。

こんな状況なので、どちらか一方に依存すると、痛い目に遭うフィリピン。さすがに固定電話を2本も契約する気にはならないけれど、せっかく持っているSIMフリーのスマホ。スマート(PLDTのモバイルサービス)のカードも買って、グローブが死んだ時には、そっちからのネットアクセスに備えようと思ってます。


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