今日も朝から雨模様のネグロス島 |
別にフィリピンじゃなくても、家のメンテナンスはとても大切。日本でも、当たり前ながら、フィリピンでは、これを怠ると、住めないほどの事になったりします。
日本とフィリピン以外で、長く暮らしたことがない私なので、ひょっとすると日本だけが特別なのかも知れませんが、フィリピンの場合、一戸建てであろうがコンドミニアム(マンション)であろうが、何の不備もなく5年10年と住み続けられる住居って、まずないんじゃないか。
それも最初からの欠陥が、やたら多い。
いきなりトイレの水が流れないとか、二体式エアコンの配管の傾きが逆で、水が室内に漏るとか。私が8年前に建てた家の場合は、スチール瓦を葺いた屋根が、最初の雨で盛大に雨漏り。まぁ、まだ建ててる最中のあからまさなドジだったので、すぐに業者を呼びつけて、やり直したけれど、もし雨の少ない乾季だったら、内装が全部済んでから漏りが発覚なんてことも、十分あり得ます。
それ以外によくあるのが、シャワールーム床のタイル貼りの失敗。傾斜がちゃんとついてなくて、排水が流れず足元に溜まってしまうケース。こんなの、プロの左官屋さんじゃなくても気が付く事なのに、なぜかフィリピンでは多い。一泊数千ペソ(五千円から一万円)もするようなホテルの部屋で、時々見かけるぐらい。
さらに多いのが、建材の品質に起因する不具合。
配管時の不手際がなくても、パイプや蛇口が劣化して、水漏れが起こることもあります。それも、10年以上も経ってから...じゃなくて、2〜3年もしないうちにダメになる。フィリピンで配管周りの建材を買う時は、安過ぎる品物は要注意。
と、そんな愚痴みたいなことを書き連ねたのは、一昨年末に竣工したゲストハウスのメンテナンスをしたからです。正直に言うと、メンテナンスというより、仕損じのリカバリーなんですけどね。
だいぶ前から依頼して、結局年末ギリギリの12月最終週にやっと来てくれた、ゲストハウス建築時の大工さん、リーボイとビンゴル。やり直してもらったのは、水溜りができるシャワーの床と、建て付けが異常に悪くなった寝室のドア。
どちらも、住めないほどの不具合ではありませんが、すごく気になってました。タイルの貼り直しは、鈍臭い仕事をしたビンゴル君が再度の担当。嫌味の一つも言ってやろうかと待ち構えていたのに、ニコニコ笑顔で罪悪感のカケラもなし。まぁいいか。
そして年を越して、今日(1月17日)修理してもらったのは、同じくシャワー関係。これは、最初に配管してもらったアントニオ君の雑な仕事のせいで、給湯器へのパイプの途中から、ジワジワと水漏り。ついでに不調だったポンプの調整も。
ちなみになぜポンプが必要かというと、フィリピンでは水道の水圧がとても低い。これは配管の老朽化や、途中で管に穴を開けての盗水があるから。給湯器を使おうとすると、ある程度の水圧が必要なので、自宅に加圧用の水タンクとポンプが必須。
ということで、竣工後1年ちょっとで、やっと本当に完成した感じ。もちろん、これで終わりではなく、次から次への問題が出てくるのは、母家を建てて今住んでる経験から分かってます。ただ救いは、人件費の安さ。今回の修理も、材料費込みの総額で五千円もかかってませんから。
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