ぼんやり過ごしてたら、もう一月も六日になってしまった。今年は三日が日曜日だったので、日本もフィリピンも、四日の月曜日から出勤のパターンが多かったと推察。側から見てて、そんなにストレスがあるとは思えない家内でも、やっぱり連休明けの前夜は「どよよ〜ん」な気分らしい。それを思えば、我が祖国日本での同胞諸氏の心中は、察するに余りある感じです。
我が家のメイド、ライラおばさんも、本当ならば月曜日に今年初勤務...のはずだったのが、大晦日の昼過ぎに仕事納めをして以来、今日もお休みのまま。自宅が正月の洪水で水浸しになって、まだ片付け作業に追われているらしい。
ここネグロス島シライ市では、大晦日深夜から翌未明にかけての豪雨で市内各所で浸水被害が出たと、元日の投稿で書きました。ライラの住むギンハララン地区では、特にひどかったらしく、河岸に建つライラの家の辺りは、なんと一階の天井まで冠水したとのこと。
シライ市内で流された家屋 出典:MANILA BULLETIN |
それでもライラの家は二階建てだったので、まだ何とか凌いでいるけれど、ご近所さんは、家を丸ごと流されてしまったと言います。そのご近所さんとは、ゲストハウス新築時に、庭に設置してあったバンブーハウスの屋根を、葺きかえてくれた大工さんとその家族。気の毒なこと、この上なし。
改めて、今回の洪水に関する報道をネット上で調べてみたら、Flash Flood(フラッシュ・フラッド / 鉄砲水)と表現されてました。短時間にものすごい雨量が降って、ギンハララン川へ大量の水が一挙に流れ込んだことが原因なんでしょうね。
ギンハラランは、決して大きな川ではなく、やや幅の広いドブ川という程度。シライの市街地が水源で、大した流域面積もないのに、今までもちょっと大雨が降ったらすぐに周囲が冠水。
そんな、住むにはリスクのある土地柄なので地代が安い。自然と経済的に余裕のない人たちが集まることになります。結果として、水害のある度に、貧乏な人はさらに生活が苦しくなる悪循環。シライ市ならば、バカ川沿いの第二バランガイやマリスボッグ川沿いのイーロペス地区などは、貧困層が多い。
それにしても、咋年末から今年にかけての半月ほど、本当に雨が多い。日本の梅雨のように終日降ったり止んだりもあるし、午前中はいい天気で暑かったのに、夕刻から、屋内で人の話し声が聴き取れないほどの雷雨になったり。今、このブログを書いている、フィリピン時間午後8時も、そんな土砂降り真っ只中。
さて、ライラが来られないし、オフィスの業務が再開して、昼間は家内も不在。仕方がないので、100%主夫が続くここ数日。今日は、久しぶりに市の中心部にある公設市場へ食材を買いに。お馴染みの八百屋のオジさんに「明けましておめでとう。元気?」とあいさつしたら、苦笑いで「ちっともめでたくないよ〜。洪水でひどい目に遭った。」
元日は、比較的高い場所にある我が家の周辺ですら、くるぶしぐらいまで道路が冠水したぐらいなので、海岸線に近い八百屋のオジさんの家は、川沿いじゃなくても、床上浸水したようです。
ということで、洪水や火事で友達や知り合いが被災した時の、フィリピンでの一般的な対応として、ライラとその家族のために、家内が古着を用意しています。そろそろ明日ぐらい、出てきてくれませんかね。
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