2022年3月14日月曜日

料理と歌で平和な週末

 3月に入ってからというもの、テレビもネットも、ロシアのウクライナ侵略のニュースばかり。

コロナに関しては、マニラ首都圏ではもっとも緩いレベル1まで下がり、レベル0、つまり規制無しの検討まで始まっているとのこと。ここネグロス島のシライ市内では、陽性患者数が1年ぶりぐらいに一桁になるなど、フィリピンではやっと、コロナ禍が収束の兆しが見えてきたというのに。

予想された通りに、ガソリン価格は高騰して、「明日から値上げ」という日には、近所のスタンドでは長蛇の列。最も身近な交通手段である、ジプニー(乗合バス)やトライシクル(オート三輪)も、それに連動して値上げ。

暗い話ばかりで、ここネグロス島で引きこもっていても、少々息苦しく感じる日々が続いております。そんな雰囲気を吹き飛ばすように、この土日は、本当に久しぶりで連日のホームパーティを催した我が家。

土曜日は、毎週のイロンゴ語(西ネグロス島の方言)レッスンのスペシャル版。ピアノの先生も兼務の家庭教師バンビに訳詞してもらった、イロンゴ語の「シクラメンのかほり」(布施明さん)と「ベストフレンド」(キロロ)完成記念で、バンビの彼氏マイケル君を呼んでの発表会。

バンビは、わざわざキーボードも持って来てくれて、その2曲だけでなく、英語やタガログ語などのポピュラーソングの、時ならぬセッションとなりました。やっぱり音楽って、何人かで演奏する方が圧倒的に楽しいですねぇ。

その後は、早朝に仕込んでおいた材料で、手早くお好み焼きを作り、私の家族も一緒にランチパーティ。バンビもマイケルも、好み焼きは初めてだったようで、予想以上の大喜び。美味しい美味しいと秒殺の完食。家内にパンシット・パラボックを買っといてもらって良かった。



翌日の日曜日は、家内の叔母ナンシーと、その息子パウロが、しばらく滞在していたバコロドから、レイテに戻るというので、その前に、私の料理を振る舞おうと、これまたランチ・パーティを企画。

もちろん二人だけでなく、別の叔母マミー・スモールとその息子夫婦など、合計五人の来客。容用意したのは、いつもの日式カレーにエビたっぷりの炊き込みご飯、そしてフィリピン人のソウルフードにして、パーティには欠かせないスパゲティ。

手前味噌ながら、私の作るカレーや炊き込みご飯って、フィリピンの親戚や友達には大好評。ナンシーとパウロは、コロナ禍で丸二年以上も会えなかったので「このカレーが食べたかったんだ」と、いきなり山盛りでガっついてました。




食後には「歌の練習するけど聴く?」と尋ねたら、五人全員が「是非に」とのことで、またまた、英語・日本語・タガログ語・イロンゴ語、ついでにラテン語の、ちょっとしたリサイタルに。2〜3曲で軽く済ますつもりが、思いのほか真剣に聴き入ってくれたので、またもや1時間ぐらい歌ってしまいました。

料理も歌も、基本は食べたり聴いたりする人に喜んでいただくものだと、改めて実感。どちらも一人で完結するものではなく、受け手がいてこそ。多少のリップサービスがあったとしても、みんなの嬉しそうな笑顔を見ることができて、この週末は、本当に幸せな気分になれました。

お客さんと家族、そして神さまに感謝です。



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