ここ最近、新しいお店がどんどんできて便利になったネグロス島シライ市ですが、所詮は片田舎の地方都市。大概の素材や道具が簡単に手に入る、ホームセンターが充実した日本とは比べ物になりません。着工から一ヶ月余が過ぎて、建築現場で、あまりに原始的な道具と工法にストレスが溜まってきた監督の父、ついに州都バコロドに買い出しに出かけることになりました。
やって来ましたナラ(Narra)通り。大阪で言うと道具筋と日本橋を足して二で割ったようなところでしょうか? 見かけはうさん臭そうなバッタ屋ばかり。品揃えは相当なものです。もちろん新品もあるけれど、どうも中古の方が多い感じ。実はコンクリートミキサー用のガソリンエンジンも、この界隈で購入しました。
まずは、鉄筋やコンクリートブロックのカットに使うブラインダー。最初に入った古道具屋さんみたいなところで、いきなり見つかりました。 替え刃を四枚つけてもらって、3000ペソ(約8000円程度)。次は、二階に建材を運ぶための滑車をご要望。そんなもん売ってるんかいな?と思いましたが、これがあるんですね。
通りの突き当たりに最近できたという、かなり大きなホームデポがあって、そこで簡単に入手できました。これが安くて350ペソ。その他にもダンプのタイヤとか、家畜の飼料とか、どういう基準なのかはよく分かりませんが、種々雑多なお店がいっぱい。
極めつけはガンショップ。フィリピンでは拳銃が買えるとは聞いたものの、売っている店を見るのは初めて。入ってみたかったのに、家内に止められてしまいました。聞くところによると、お金さえあれば、相当簡単に銃は入手できるフィリピン。以前マニラ在住の日本人の友人に、「銃を持ってるという噂だけで、コソ泥は近づかなくなりますよ」と言われたことがあります。次来たときは、見るぞ~。