2013年11月13日水曜日

セメント・ジーナ

人口一万人余りの小さな地方都市のシライ市。家を建て始めて気付きましたが、その規模の割にはたくさん建材屋さんがあります。家の近くでそこそこ大きい所だけでも、指折り数えて五軒。その中でも一番自宅からも、現場からも近いのが、女主人のジーナが経営するセメント屋さん。

袋詰めセメントにコンクリートブロックや、砂利、砂、材木、鉄筋。基礎工事に使う資材は一通り揃っていて、試しに少し買って使ってみたんですが、どれも質が悪すぎて、監督の父から「全然ダメ」の烙印を押されてしまいました。

もうすでに他の建材屋さんから、どんどん材料を仕入れて工事は進んでいるんですが、フィリピンのマダム・ジーナは諦めません。家内の携帯の番号を教えてしまったのが運の尽きだったようで、日に何度もしつこくメッセージに電話攻撃。歳は四十過ぎぐらいで、若い頃はそれなりに可愛かったんだろうと思います。埃っぽい仕事場にいるのに、化粧はきちんとしてます。


愛想もいいので、品物さえマトモだったら買ってあげるんですけどね。これは、はっきり断らないとダメでしょうか? どっちにしても渉外は家内に任せているので、上手にあしらってほしいものです。家の場所も知られているし、この先もずっとご近所さんのままの可能性が高い…。

それにしても、フィリピンの商売を見ていると、お金を押さえているのは奥さんというパターンが実に多い。今私たち家族が住んでいる借家の大家さんも、この界隈に20軒以上の家を持ち、ヤミ金融までやる大金持ちのオバちゃん。個人経営だけでなく、スーパーのレジ係がほぼ100%の確率で女性。地元の人の話によると、男性で現金任されるのは、中国系かオカマなんだそうです。冗談みたいですが、結構当たっている気がします。


写真はいつも材木を購入している別の建材店



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