2019年7月1日月曜日

フィリピンの鶴光師匠

先日、大枚叩いて購入したスチース瓦。フィリピンでは日本と違って、粘土を焼いて作る瓦はあまり多くないようで、新築の、そこそこお金の掛かった住宅では、鋼板をプレスしたスチール瓦を用いるのが主流。費用を安く上げたい人なら、トタンも選択肢に。

トタン屋根と言っても、バラックみたいな安普請とは限りません。比較的しっかりした作りの家で、屋根はトタン。雨樋も付いていて、見栄えは悪くないものもあります。

フィリピンのスチール瓦市場で、国内最大手のメーカー・サプライヤーの一つが、今回我が家の屋根葺きを依頼した「カラー・スティール(Color Steel)」。全土に販売網を持っていて、営業力もある。こっちから言わなくても、目敏く工事中の現場を見つけて来るぐらいですから。

さて今日は、カラー・スティールの広告塔役に起用されているタレントさんのお話。フィリピンでは、顔を知らない人はいないと思われるほどの、キム・アティエンサ
Kim Atienza。クーヤ・キム(キム兄貴)の愛称で、ゴールデンタイムのお天気キャスターとして有名です。


出典:Color Steel

1967年(昭和42年)生まれの52歳で、私より5つ下のほぼ同世代。元々はマニラ首都圏で、12年間も市会議員だった政治家。1990年代に朝のニュース番組のアンカーに抜擢され、芸能界入り。今ではカーボーイハットがトレードマークの売れっ子タレント。カラースティールの広告以外にも、あちこちで顔写真を見かけます。


ブログでわざわざ紹介した理由は、このキム兄貴、日本の噺家、笑福亭鶴光(つるこう)師匠の若い頃にそっくりなんですよ。冗談じゃなく、血縁があるんじゃないかと言うぐらい。気付いているのは、多分私だけではないでしょう。

鶴光師匠の名前は、1970〜80年代に学生時代を過ごした男性なら、聞き覚えがあると思います。本業の落語ではなく、深夜ラジオ番組の「オールナイト・ニッポン」、毎日放送の「ヤングタウン」などのパーソナリティとして。


オールナイト・ニッポン出演当時の
鶴光師匠
出典:女性自身

人気だったのは「エロカマキリ」とニックネームが付くほどの、徹底した下ネタ、エロネタ。特に若い女性ゲストが来たりすると、今だったら完全にセクハラでアウトな話題ばかり。下品と言えば下品この上ない芸風でしたが、ポルノがネットに氾濫している現在とは違い、エロティックな情報源が少ない時代。リビドーに悶々とする男子中高生に持てはやされたというわけです。

ただ、落語に対しては真摯に向き合っておられるようで、鶴光師匠の中では、ラジオ向けの話芸と落語は完全に分離。高座で艶笑噺はせず、71歳になった今も現役。

とまぁ、私にすれば、昔お世話になったオっちゃんと、日本を遠く離れたフィリピンの地で、思いがけない再会を果たしたような気分。試しに、我が家のメイドのライラおばさんに、鶴光師匠の写真を見せて「誰だか知ってる?」て訊いたら、「キム!」と即答。やっぱり...。(笑)

キム兄貴と鶴光師匠のような有名人に限らず、たまにフィリピンではこういうことがあるんですよね。道ですれ違った人が、小学校2年生の担任の先生によく似てるとか、バーの女の子が、以前の職場で憧れだった後輩社員に瓜二つだったとか...。


6/24〜7/1の出費

カラースティール(屋根材料/工賃)支払い:62,500ペソ
腐敗槽(運送費込み):7,700ペソ
屋根下地用鋼材、その他:6,945ペソ
散布用防虫剤(シロアリ)、その他:492ペソ
土砂、コンクリートブロック:11,850ペソ
セメント:4,950ペソ
ナイロン糸:100ペソ
大工さん給料:14,100ペソ
新規水道敷設費用(シライ市役所):3,440ペソ

計:112,077ペソ

本日までの合計:780,447ペソ


0 件のコメント:

コメントを投稿