2019年7月27日土曜日

私的フィリピン美女図鑑 マスター・オブ・キングギドラ

前回から2週間で「フィリピン美女図鑑」の更新です。けっこう苦労して描いたので、もっと長くかかったような気がしたけれど、意外と短いスパンだったんですね。

今回は美女そのものよりも、東宝怪獣のキングギドラを描きたかったのが一番の動機。今年の5月末に日米同時公開された映画、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の好評具合に乗っかったというか、刺激を受けたというか。

この映画、まだ観てないんですが、私と同世代ぐらいの、子供の頃から東宝の怪獣映画に親しんだ人たちから、かなり評判がいいようです。どうやら、ゴジラだけでなく、共演怪獣の扱いに、愛情が満ち溢れている。要約すると、オリジナルのイメージを損なうことなく、現代ハリウッドスタイルでグレードアップされているらしい。

これって、ヒット作のリメイクや続編を作る上で、欠かせない要素。私の知っている、かつてシリーズ化して成功した映画やテレビドラマって、まずここは外してないんですよね。

それはさておき、キングギドラ。
東宝怪獣の中では、造形的な素晴らしさの点で、私的にはナンバーワン。ひょっとすると、ゴジラより凄いんじゃないかと思うぐらい。巨大な翼を持ち、頭が三つで全身黄金色の龍と文字で書いただけで、イメージが膨らみます。

ウィッキペディアによると、発想の元は西洋のドラゴンだったようです。そこに円谷英二特技監督の指示で、東洋の龍の要素を付加。当初は青い身体に虹色の翼だったのが、スタッフの一人が「金星から来る怪獣だから、金色だと思ってました」。その一言に触発されて、急遽、全身金色に変更。へぇ〜、そんな裏話があったんですね。

キングギドラについてはいくらでも語れそうですが、やっぱり主役は美女。ギドラの美女と言えば、デビュー作「三大怪獣 地球最大の決戦」で、ギドラに滅ぼされた金星人が憑依する某国王女役の若林映子(あきこ)さんと、次作「怪獣大戦争」で、ギドラを操る侵略者、X星人を演じた水野久美さんが双璧。

若林さんは、エキゾチックな美貌で有名。「007は二度死ぬ」でボンドガールに抜擢された国際女優。水野さんは、東宝特撮物には欠かせない美女。

特に水野久美さんは、私にとって怪獣映画のマドンナ的存在。ざっと調べたけでも、「妖星ゴラス(1962年)」「マタンゴ(1963年)」「フランケンシュタイン対地底怪獣(1965年)」「怪獣大戦争(1965年)」「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年)」「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年)」「ゴジラ×メカゴジラ(2002年)」「ゴジラ FINAL WARS(2004年)」。

昭和30〜40年代に少年少女だった年代にとっては、思い出深い作品ばかり。中には「マタンゴ」のように、怖すぎてトラウマになった人もいるかも知れません。

とまぁ、ずいぶん回りくどい話で恐縮ながら、今日のお題は、キングギドラのマスター、X星人の美女。X星人のコスチュームは、その後のリメイク作品「ゴジラ FINAL WARS」で、新たにデザインされましたが、今回は「怪獣大戦争」で水野さんが着用したオリジナルをベースに。

ただ、美女図鑑向けに、かなり大胆なアレンジを加えました。全体に体のラインがはっきり分かるボディスーツ風で、胸を強調した「峰不二子」スタイル。当然モデルはフィリピーナ。以前、キューティーハニーに扮していただいた、レッド・デラ・クルーズ嬢(Red Dela Cruz )の再登場です。このモデルさん、顔立ちが猫っぽくて、悪女系の役が似合うんですよ。


聖女より悪女の方が、ポーズやコスチュームの制約が少ない分、より楽しく描けるものですね。悪ノリして、ついついグラマーなX星人になってしまいました。


過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。

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