2021年2月23日火曜日

フィリピンで聴く梅田のFMラジオ

 甚だ唐突ながら、このところ毎日、日本のFMラジオを聴いております。きっかけは、フェイスブックのタイムラインでフィリピン人の義妹から教えたもらった、スマホのアプリ。

このアプリは、ラジオ・ガーデンRadio Garden)という名称で、オランダの研究所によって開発された非営利のサービス。全世界8,000ものローカル・ラジオ局を、とても分かりやすいインターフェイスで聴取できる。

日本国内を調べてみたら関西地方だけでも、京都、大阪、神戸、奈良、宝塚、箕面、岸和田、八尾、宇治...。FM大阪やNHKなどの大手放送局はカバーされてないものの、これだけあれば、選択肢の数は十分過ぎるほど。早速、まず目に留まった「ウメダFM Be Happy!」という局を選んで聴いてみました。


出典:ウメダFM Be Happy!78.9

当たり前のことながら、流れてくる楽曲の半分は日本の流行歌。DJは日本語で喋り、話題は大阪や関西近辺のローカルなトピック。ジャティックの交通情報なんて聞くのは、10年ぶりぐらいかなぁ。

別に都島付近の渋滞や、四條畷で通行止めしてても、フィリピンに住んでる私には、まったく関係ないのに、そんな事さえ懐かしい。英語の曲名をカタカナ発音で紹介するのも、妙に新鮮に聞こえます。

そして、金曜日の午後。スマホをつないだブルートゥースのスピーカーから、いかにも「キャピキャピ」な声が。どんな人が喋ってるのかと、ラジオ局のホームページをチェックすると、芥田愛菜美(あくた まなみ)さんという、なかなか可愛らしい女性。

1995年10月生まれというから、ちょうど私がフィリピンに初渡航した頃。イロンゴ語(西ネグロスの方言)の家庭教師、アン嬢と一つしか違わない。若いのぉ〜。

関西学院大学の出身で、ミスキャンパスに参加するなど、学生時代からタレント活動をされてたとのこと。なるほど、これだけの美貌だったら、そんなキャリアパスもOKなわけだ。ちなみに、後でアンに写真を見せたら「グァパ〜(美人)!」と驚いてました。ぱっちり二重の瞳に丸顔は、フィリピンでもモテるでしょうね。


出典:ウメダFM Be Happy!78.9

私が一番熱心にラジオを聴いていた中学〜高校生当時。AMだと「MBSヤングタウン」や、「オールナイトニッポン」といった深夜放送、FMならば「音楽の森」に、今は亡き城達也さん「ジェットストリーム」がお気に入り。

当時は、インターネットもスマホもなかったし、テレビで名の売れた有名人でもない限り、どんな人が喋ってるかなんて、調べようとしたら相当な手間。中には、声と顔写真のイメージ落差が大き過ぎて、ちょっとガッカリなんてことも。

それが、日本から3,000キロも離れたネグロス島で、大阪のFMラジオがリアルタイムで聴けるだけでなく、DJのプロフィールも一瞬でサーチできる。何とも便利な時代になったものです。その上、局のホームページには、曲のリクエストとメッセージが送付できる、専用フォーマットまで用意されている。

よ〜し、こんな別嬪さんがDJなんだったらと、「フィリピンで聴いてます」から始まるメッセージを添えて、昔フィリピンでも Bawa't Bata のタイトルで、タガログ語バージョンがヒットした、ゴダイゴの「ビューティフル・ネーム」をリクエスト。

実は、学生時代も含めて、ラジオ局にリクエストを送るなんて初めて。ヤングタウンにネタハガキを送って、景品の「ヤンタンバッグ」を貰ったことはありますけど。

海外から、という珍しさのせいか、あるいは、たまたま他にリクエストが無かったからか、「送信」をクリックしてから、ものの数分で私のメッセージが読まれたのには、軽く感動を覚えました。ネット経由で雑音が皆無というのもすごい。ちょっと大袈裟に言うと、私の知っている昭和時代のラジオとは、まったくの別次元の体験。

ところで、このFM局って、ラジオ・ガーデンを経由しなくても、ホームページから直接聴取できたんですね。これはJCBA(日本コミュニティ放送協会)という団体が運営する、ネットでの再送信サービスによるもの。すでに2012年に始まっていて、本来は、送信出力の弱いコミュニティFMが、災害時などにローカル情報を、地域に届けることができない問題を解消するのが主目的。海外で聴けるのは、オマケなのかも。



2 件のコメント:

  1. 何時も参考になる情報を有り難う御座います

    妻の実家に行きたいのですがセブ、マクタン島のバランガイで
    「年寄は駄目だよ!」と、長くネグロス、サガイ市に行っておりません

    以前マクタン島でお会いした英語留学の若い日本人
    環境も良く、物価も安くネグロス学校の方が良いとの話でした

    ネグロス留学、知名度が低いのは残念です

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    1. マクタン島は、フィリピン屈指の観光地なので便利ですが、何をするにも高くついて仕方ないですよね。人も車も多いし。私にすれば、ネグロス島の知名度が上がって、人が集まり過ぎると、いろいろ問題もが出そうなので、今ぐらいがちょうどいいです。(笑)

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