11月末以来、ほぼ二週間ぶりの更新は、兵庫県尼崎市の実家からです。
前回から3年半。コロナ禍のためにフィリピンから出ることも日本に入ることもできず、ようやく2022年も師走に入っての帰国。まぁ、コロナがなくても3年ぐらいは間隔を空けているので、それほど望郷の念にかられたわけでもないけれど、やっぱりいつ戻れるか分からないというのは、かなりのストレスでした。
こんなに寒い時期にわざわざ帰国した理由は、また後日書くとして、今日は久しぶりに日本の食べ物を満喫しているというお話。
満喫していると言っても、お高いレストランや料亭を回っているわけではありません。そもそもそんなお金もないし、微妙な味や香りの違いが分かるような食通でもない。早い話がB級グルメ。
今回は格安航空券で関西空港到着が深夜。空港内の、これまた格安のカプセルホテルで一泊。夕食は機内食で済ませたので、最初の食事は空港内の「なか卯」で朝ごはんとなりました。もういきなりの庶民の味。でもこういう何気ないレストランが、フィリピン在住者にはどれだけありがたいか。うれしいことに朝食のセットでうどんと明太子ご飯があったので、迷わず注文。
その後、昼と夜はほぼ外食か持ち帰り。ざっと並べてみると、こってりラーメンの天下一品、カレーのCoCo壱、餃子の王将、和食の家族亭などなど。チェーン店以外では、実家の近所にある、じっくり煮込んだカレーに、お好み焼き、たこ焼き。昨日は、神戸水野屋という関西では有名なコロッケ専門店からお持ち帰りで、さっき新大阪の駅ビルで食べたお昼は、スパゲティ・ナポリタン。我ながら、見事なまでにお子様テースト。
ちなみに朝は、驚くことに86歳になった父親が毎日作ってくれてます。なぜならば今、母が老人ホームにいて一人暮らし。世間的には「独居老人」なんですが、まだ仕事してるし、二人の弟が定期的に様子を見てくれている。なので意外にも家事や自炊を楽しんでいる感じ。
まぁ料理と言っても、野菜はカット済みのキャベツで、ハムとソーセージは袋から出して炒めるだけ。それと目玉焼きとトーストなので、それほど手間が掛かっているわけではありません。ただ、子供のころから父が作った料理を食べた記憶がなく、還暦過ぎて初めての経験。やればできるんや。
さて、朝は別として、外食ばかりだと体重を心配されるかも知れませんが、実は毎日、かなりの運動量。というのも、買い物や旧友に会いにいったり、あるいは昔住んでいた場所を巡回などなど、歩き回ってるんですよ。
しかも今回、なぜか高校生の息子の要望が「鉄道写真」。鉄っちゃんとまではいかないけれど、小さい頃から電車大好き。残念ながらフィリピン・ネグロス島には旅客鉄道がなく、鉄成分が慢性的に不足しているようです。
言うまでもなく関西地方はJR西日本と東海の旧国鉄に加えて、大手だけでも阪急、阪神、近鉄、南海を擁する私鉄王国。首都圏には及ばないものの、鉄道写真の撮影場所には迷うほどあります。
こんな具合に、足の指先に血豆ができるほど歩くのと、10年ぶりにさらされた寒さでカロリー消費が激増。それでなくても何食べても美味しい日本食に空腹が加わって、だいたい1日4食の日々。こんなの学生の時以来かも。
もちろんファーストフードの類ばかりでもなく、父と弟家族を伴って、中学時代の友人が経営する地元の寿司屋さんで腹一杯お寿司を食べたり、80歳の叔父(こちらもまだ働いてます)に、てっちりをご馳走になったり。数日前には、今ワールドカップで有名になった堂安選手ご贔屓の、阪神尼崎にあるてっちゃん鍋の店にもお邪魔しました。
ということで、帰国前はそれほど日本食に執着してない、みたいなエエ格好してたのが、すっかり手のひら返し。連日のB級グルメ三昧(たまにA級)となっております。
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