一時帰国からフィリピンに戻って、なんとなくバタバタしてる間にクリスマスが終わってしまいました。バタバタと言っても、クリスマスパーティが3回あって、ご馳走の残り物をたくさんもらったので、料理はほとんどしてないし、掃除はメイドさん任せ。日本の師走の風景に比べれば、かなりの余裕をカマしております。
パーティに関してはちょっと例年と違ったことがあって、詳しくは次回の投稿で書くとして、問題はクリスマス前後のお天気。
フィリピンでの12月は、通常、乾季の始まりとされていて、雨は降らないけどそれほど暑くもなく、一年で最も過ごしやすい時期...のはずが、なぜか今年は、私が日本から帰宅した翌日だけは晴れて、それから今日までの約二週間というもの、ず〜っとぐずついた空模様。
およそ乾季のフィリピンらしくない、灰色の雲が低く垂れ込め、時折の土砂降り。朝は一瞬だけ陽が差しても、1時間も持たない毎日。さすがの熱帯地方でも、ここまで日照時間が短いと気温は25℃前後止まり。フィリピン人ならぬ私には、「寒い」という表現は当たらないものの、短パンTシャツでは涼し過ぎ。就寝時には長袖・長裾のジャージ姿で、シーツにくるまらないと風邪を引きそうな勢い。
そう言えば昨年の12月には、レイテ、セブ、ボホール、そしてここネグロスを含むビサヤ諸島を、スーパー台風「オデット」が直撃しました。あれからもう1年経ったの?というぐらい、記憶も生々しいのに、今回の長雨で、またもやビザヤ東部とミンダナオで洪水。クリスマスに自宅が流されて何もかも失うという、慰めの言葉もかけられないような被害が出ているそうです。
スーパーコンピューターを駆使した超緻密な天気予報のある日本と違って、テレビのニュースで見るフィリピンの天気予報は、昔ながらの大雑把さ。気圧配置や前線の動き、予測される雨雲の位置を動画で見せるような工夫がイマイチなので、避難するほどの深刻さなのかどうか、あるいはどのタイミングでどこに逃げるかなんて、テレビを見てるだけでは、さっぱり分からない。
そして、フィリピンの異常気象的な豪雨とシンクロするように、同じ時期に日本では近年稀に見る豪雪に見舞われています。日本の気象情報の詳細なんて滅多に報じないテレビのCNNが、日本の大雪の映像を流すぐらい。これはよほどの被害らしい。
しかも極寒の中、北海道などで大停電。気候の良い時期なら「まるでネグロス島やんか」と笑いのネタにするところですが、これはちょっと洒落になりません。冬場、本当に寒い地方では、暖房を電気に頼らないので、生き死に関わるようなことはないかも知れませんが、さぞや心細く不便なことでしょう。
台風が接近する時によく見る「地球の風」というサイトがあって、大陸から日本上空を経た風が、巡り巡ってフィリピンにまで到達する様が分かる。こういうのを見てると、フィリピンの雨と日本の雪は、なんらかの関係がありそうですねぇ。
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