2023年1月12日木曜日

杜撰な工事で水道ストップ

 またもや早いもので、2023年になってからもう2週間近く。年明け早々、自宅の水道トラブルでちょっとバタバタしておりました。

年末の投稿でも触れたように、12月30日の土壇場になって、私が今寝起きしているゲストハウスの水道用加圧タンクから盛大な水漏り。さすがにフィリピンでも、年末年始は大工さんや職人さんはお休みで、いつも来てくれる配管工のフリオ君もテキスト返信なし。こりゃ仕方がないですね。

元栓を閉めるしかなく、シャワーもトイレも使えないとあっては、母屋に一時避難するしかありません。まぁ逆に言えば、ゲストハウスは賃貸を想定して、電気・水道を独立させておいて良かった。

明けて正月2日。今年は元日が日曜日で2日が月曜の夕刻。驚いたことに連絡のかなったフリオ君が、相棒のもう一人の配管工のにいちゃんを連れてやって来ました。携帯の調子が悪くて着信したテキストは読めるけど返信できなかったんだとか。要するにプリペイドのお金がなかったってことですね。

それはともかく、早速タンクを点検してくれたフリオ君たち。「こりゃタンクの交換ですね。」やっぱりなぁ。年始から1万数千円の出費が確定してしまいました。もちろんそれだけではなく付属の部品やパイプなどが必要で、翌日、フリオ君が勤める大手建材店のシティ・ハードウェアに材料の買い出しに。

ちなみにフリオ君は、このシティ・ハードウェアで水道用のフィルターを購入した時の営業担当者。業界最大手の小売店でもサラリーは大したことないらしく、取り付け工事などを業務時間外に引き受ける副業をやっています。水回りだけでなく、発電機の故障などにも対応してくれる、なかなか有能な何でも屋さん。

さて、問題の箇所は特定できてるし、工事は1日で終わってゲストハウスに戻れるかと思ったら、予想外の不具合がゴロゴロと発覚。

3年前にゲストハウスを建てた時に、水道配管を任せたのが大工のアントニオ君。実は元々配管ではなく溶接が専門。何でも器用にこなすし、本人からの申し出なのでお願いしたんですが、これがまったくの素人工事だったことが判明してしまいました。

今までもあちこちから漏水があって、その度に修理してたので、トニオに任せたのは失敗だったかと思ってのが、今回の件でそれが決定的になってしまった次第。

まず、水道用の青い樹脂パイプではなく、一部に電気用のオレンジのものを、青いペンキで誤魔化して使用。多分追加で買うのが面倒だったんでしょうね。案の定、ここから水漏れしてました。そして一番のドジが、加圧メーターのサイズを間違えていたこと。

加圧タンクに電動ポンプを接続して、水圧の足りないフィリピンの水道水を加圧する仕組みで、このシステムのお陰で我が家では、隣近所でシャワーを使うと水が出なくなる...なんてことは回避。ところがタンクの許容限度より一回り大きなサイズの加圧メーターが取り付けらていました。これが3年間タンクに過度な水圧をかけた続けた結果、とうとう亀裂が生じたというわけです。

結局、勤務時間外しか作業ができないことも相待って、修理は三日がかりで終了。ただそれだけでなく、不調だったトイレの部品を交換してもらったりして、ゲストハウスの水回りはすっかり快適に。ついでにタンクが新しくなって、水道水に混入していた水錆も、ほとんど無くなりました。

というわけで、結果良ければすべて良しで、そんなに悪くない新年の始まりでした。



0 件のコメント:

コメントを投稿