2023年9月27日水曜日

3ヶ月で壊れたポータブル・バッテリー

 前回の続きで、やたらとモノがぶっ壊れるフィリピンのお話。今日は電気周りの製品について。まずは、毎度お馴染みの停電時に使うガソリン・エンジン式の発電機。

前回投稿でも触れた通り、今使ってる発電機は2代目。最初のはディーゼルエンジンで、温水シャワーもエアコンも使えるほどの大容量だったんですが、電気式スターターを選んだのが失敗。すぐにバッテリーが上がってしまい、肝心な時に動かない。手動でワイヤーを引っ張って始動もできるはずが、なぜかこれがダメ。しかもフィリピンで(!)近所から苦情が来るほどの騒音。結局、何度も修理した挙句に、5年ほどで安くに転売してしまいました。

それに懲りて、3年前、裏庭にゲストハウスを増築した時に買ったのが、やや小ぶりのガンソリ式。これを母屋とゲストハウスに1台づつ設置しました。小ぶりとは言っても、温水シャワーとエアコン以外はカバーできる程度の電力はあって、冷蔵庫・照明・扇風機・インターネットはすべて同時使用可。音もディーゼルに比べると、静かとまでは言えないけれど、まぁまぁ許容範囲。その時の投稿がこちら。(ダブル発電機・設置完了

ところが使い始めて2年ぐらい経った頃に、まず1台が突然の異音。見に行くと盛大にガソリンが漏れ出してます。慌ててエンジンを止めて、購入したお店に修理依頼。この時は、担当のフリオ君がすぐに来てくれて、部品交換とエンジンオイルの入れ替えで解決。ちなみにフリオ君は、フィリピンではなかなか得難い、信頼できるセールス・エンジニア。専門は配管関係で、加圧ポンプの修理もフリオ君にお願いしました。

そして先月。今度は同時購入のもう一台がまったく同じ症状でダウン。ガソリン漏れって見てて心臓に悪い。ちょうど今、日本で毎日のように報道されている、京都アニメーションのガソリン放火による殺人事件が脳裏をよぎります。

今回は、前に来てくれたフリオ君の同僚で、発電機担当の人が店を辞めちゃったので、自分で車に積んでの持ち込み修理。ちょっと手間はかかりましたが、前回同様すんなり治って、費用も部品代のみの僅かな金額。

と、ホッとしたのも束の間。なぜかこの手のトラブルは続くもの。今年(2023年)5月の初めに購入したポータブル・バッテリーがトラブル。これは、短時間の停電の時、パソコンとインターネットだけ稼働させるためのもの。ソーラー発電にも対応してます。

発電機があれば不要と思われそうですが、どうしてもエンジン回すとうるさいし、雨が降ってる時など外へ出て発電機を始動させるのって、結構面倒なんですよね。さらには、何日も電気が止まるような事態への備えの意味もあります。一昨年のセブでは、台風被害で3ヶ月ぐらい停電が続き、ガソリンも入手困難になったそうで、携帯電話の充電にさえ困ったと聞きましたから。

さて、このポータブル・バッテリー。まだ購入後3ヶ月弱しか経ってないのに、フル充電して扇風機回したら、1分も持たずにストップ。ここまで分かりやすいトラブルなら、新品交換かと思って持って行ったら、交換ではなく修理とのこと。無条件に交換できるのは、30日以内なんだそうです。半年のワランティー(保証)って、メーカーが交換に応じるって意味じゃなかったのか。それでも1週間後には修理完了で、費用はタダ。一応は使えるようになったので、良しとしましょう。

ということで、発電機もバッテリーも、数万円単位の買い物。インフレが進んで諸色高くなったネグロスでも、決して安い買い物ではないのに、次から次へとぶっ壊れてしまいます。特に水回りと電気は、放っておくわけにもいきませんから、困ったものです。



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