相変わらず、モノがすぐ壊れるフィリピン。10年前に新築したネグロス島の我が家。工事中は、手抜きや質の悪い建材を使わせないよう、ほとんど付きっきりで監視したにもかかわらず、竣工数年にして毎年のようにどこかが壊れて、修理やら建材の取り替えやらが発生。まぁどれも、住めなくなるような致命的なレベルではないし、平均すると数万円程度の出費で済んでいるので、フィリピンにしては上出来と言えなくもない。
その内容というと、覚えているだけでも、まず2階ベランダの雨漏りに伴う大屋根の新規取り付け。これが一番大騒ぎで10万円以上はかかりました。その後、別の箇所で雨樋が腐食しての部分取り替えに、シャワーブースがぶっ壊れたために、二つあるトイレ/浴室のリノベ。配線周りは、電源スイッチの交換は何回もやったし、最初に買ったディーゼル発電機は5年ほどでスターターの不調で修理後に売却。
上記の母屋だけでなく、3年前に増築したゲストハウスも、翌年からトラブル続き。こっちは建材や設備がボロと言うより、大工さんのチョンボが原因。水の加圧タンクは、サイズを間違えて設置したので、2年目に破損。シャワールームの床は傾斜が逆で水溜まりができて、たたみ一畳分ぐらいの広さをタイル貼り直し。
特に昨年は、ゲストハウスにシロアリが湧いて、ベニヤ板製の押入れの中の棚と、扉の木枠を総入れ替え。これは不可抗力としても、数ヶ月で枠を替えた扉の建て付けが悪くなっての再修理は、余計な手間でしたね。
そして今年。最初に書いた母屋の大屋根の雨樋が錆で腐食して、盛大な雨漏り。雨漏りといっても、屋外なのでしばらく放置してたら、その隙間から強風が入り込んで、石膏ボードの軒天井の一部が捲れ上がってしまった。これが外からよく見えて、部分的ながら廃屋のような佇まい。仕方がないので、雨樋の交換と石膏ボードを貼り直すことになりました。
やってきたのが、屋根材メーカーとしてはフィリピン国内最大手の代理店「カラースティール」。母屋もゲストハウスも全部依頼したお馴染みの営業さんが曰く。「これは雨樋が長過ぎ。」つまり、本来両側から排水すべき長さなのに、ズボラこいて片側しか排水パイプを取り付けなかったので、雨水の重みで樋がたわみ、そこに水が溜まって錆びてしまったとのこと。
ちなみにこの仕事は、加圧タンクのサイズを間違えてくれた、大工のトニオ。これでトニオの我が家への出禁は決定的となりました。
ということで、雨樋は新品になり、捲れ上がった石膏ボードはきれいに張り替えてもらって、総額は約3万円程度。ボードを張り替えを頼んだ、カラースティールとは別の大工さんには、部屋の模様替えでベッドの移動なども手伝ってくれたので、かなりお得な買い物となりました。こういう所がフィリピンは気楽なんですよね。
やれやれと思ったら、今度は3年前に買ったガソリン式の発電機と、3ヶ月前に同じ店で購入のパワーステーション(家電製品用バッテリー)が壊れました。そのお話は次回に続きます。
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