2018年1月2日火曜日

今年は静かなお正月


年初の投稿は、大晦日に執筆したものなので、これが本当の今年最初のブログです。フィリピン在住の方も、日本におられる方も、良い新年を迎えられましたでしょうか?

私たちは、例年通り自宅で年越し。12月31日の深夜11時過ぎ、1時間の時差があるので、もう日本は2018年になった頃に、家族でざるそばを頂きました。そして、1日のお昼ご飯は、義父と義弟、息子の従兄姉の5人と、家内の叔母二人とその家族6人で合わせて11人を迎えてのお祝いランチ。


専業主夫の私は、これまた例年通りに朝からお料理。と言っても、おせちができるような食材は、ネグロスでは入手困難だし、たとえ用意できても昆布巻きや数の子などは、誰も食べてくれそうにありません。私自身も、それほど食べたいとも思わない。

ということで今年の献立は、カレー、エビ・ピラフ、日本製の麺で作ったソース焼きそば、春巻き、ロールキャベツ、ハンバーグ。どれもこれも、超お子様メニューばかり。これに加えて家内は、缶詰パイナップルと鶏肉入りのマカロニサラダ。義妹はスパゲティ・カルボナーラを持ち寄り。そして義父は大量の炊き立て白米を持参。





カレーとエビ・ピラフは、すっかり我が家の定番になって、誰かの誕生日とか、イースター、ハロウィンなどのお祝いにもよく調理。大人も子供も「おいしい、おいしい」と食べてくれます。

カレーはこのブログでも何度か紹介しているので、今日は、ピラフの作り方を簡単に書いてみましょう。まず、エビ500gを茹でて皮をむきます。玉ねぎ・にんじん・ピーマン・マッシュルーム・豚肉などを適量刻んで、洗ったお米2カップと一緒に、ごま油でよく炒める。そして、エビを茹でたお湯をそそいで、炊飯器で炊くだけ。炊き上がったピラフに、エビとゆで卵のスライスを並べて出来上がり。


フィリピンでは、もち米を使い、レバーなど入れたバレンシアーナという料理が人気。私の作るピラフは見た目もよく似ていて、子供たちにも違和感がないようです。

こちらでは、お祝いの席の料理というと、品数はできるだけ多く、食べきれない量を用意するのが常識。持ち寄りのお返しとばかりに、持って来たのとは違う料理を、みんなで山分け。タッパーがあればそれを使いますが、ちょっと遠方からのお客さんの場合は、汁物でもレジ袋を二重にしてタッパー代わり。ちょっとバッチい感じがしますが、フィリピンではそれが当然で、誰も気にしません。

さてフィリピンでのクリスマスやお正月は、花火と爆竹で騒々しく祝うのがフィリピンスタイル。往来であろうが自宅の庭であろうが、所構わずドンパチ。常軌を逸した火薬量の違法花火も出回っていて、毎年腕や指を無くしたり、火災の原因になったり。

ところがこの年末年始は、ずいぶんそれが様変わり。選挙時から公約として、違法花火・爆竹の一掃を掲げていたドゥテルテ大統領が、ついに本気で取り締まりを始めたようで、首都圏から遠くはなれた、ここネグロス島のシライ市内でも、鳴り物は場所が限定されました。私たちの住む宅地内では、ほぼこの新ルールが守られたらしく、遠くで音がするだけで、普通に就寝できるぐらいの騒音レベル。

もちろん場所によっては、ずいぶん差があって、相変わらず戦場のような喧騒もあったとは言え、まにら新聞の記事によると、フィリピン全土での怪我人は昨年の2割程度。マニラに住む人からは「この大晦日は、ずいぶん静かだった」との声も聞かれます。さすが有言実行の大統領。私は絶対無理だろうと思ってたのに、フィリピン人の骨がらみの悪癖を叩き直してしまいました。

静かに新年を迎えて、用意した料理を、お客さんにもたくさん食べてもらった昼下がり。ちょっと思いついて、残った料理を、日本から持って来た蓋つきの大皿に盛ってみました。お〜、パッと見はまったくのおせち料理。最初からこうすれば良かったと思うほど、雰囲気が出てます。来年からは、このスタイルで行きましょう。

それでは皆さま、本年もお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。





大晦日恒例の全館点灯


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