2020年8月20日木曜日

避暑地フィリピン?


8月の半ばを過ぎた今も、日本では異常なほどの暑さが続いているらしい。聞くところによると、東京都では今月、熱中症で亡くなった人の方が、新型コロナよりもはるかに多いとか。

私が日本に住んでいた最後の数年、大阪・横浜・福岡に転勤しました。そのいずれも夏場はずいぶんと暑かった。しかし、私が子供の頃(と言えば、もう50年ぐらい昔ですが)、実家のある兵庫県尼崎市での最高気温は、せいぜい32〜3度程度でした。

エアコンがあっても、通電するのは、本当に寝苦しい夜だけ。就寝時に、オフタイマーで使っていた記憶があります。それが、最近では、終日付けっぱなしなんだそうですね。電気代がとか、環境に優しくない、などと躊躇してたら、命にかかわる事になりかねない。実際、熱中症で亡くなるのは、屋内でエアコンを使っていなかった人だったり。

それに比べて、熱帯の東南アジアに位置する、ここネグロス島。年間の平均気温でくらべたら、大阪や東京よりずっと暑いんでしょうけど、少なくとも命の危険を感じるような酷暑というのは、この7年間で経験したことはありません。

一番暑くなって、現地の人が「サマー」と呼ぶ4〜5月でさえ、ちょうど私が子供の頃の、関西の真夏ぐらいの感じ。日中は、たまに35度かそれ以上になることはあっても、日が落ちる頃には、す〜っと涼しくなって、扇風機だけで十分凌げます。

そして、日本を含む北半球の多くの国で暑くなる7〜8月。この時期のネグロスでは、雨季の真っ只中。起きた時は清々しく朝日が差していても、昼過ぎから夕刻にかけては土砂降りのパターン。だいたい夜遅くには上がって、午後から就寝時刻は、エアコンどころか扇風機すら不要な日もあるぐらい。

ちなみに、このブログを書いているのが、現地時間8月20日の午後3時半。この時刻には珍しく雨が降らず、曇りがちの天候で、気温が29度。暑さはそれほどでもなく、扇風機だけで過ごせる陽気。それに比べて尼崎は、今日も晴れて35度。うわぁ〜。


8月16日の日本各地の最高気温
まるで「列島炎上」

なんだか、完全に気温が逆転してますね。

日本の友達によると、私がフィリピンに引っ越した頃よりも、さらに暑さが厳しくなったと感じるようです。少し前の投稿で、ここ最近、日本にいる高齢の母が体調を崩していると書きましたが、この暑さが原因なのかも知れません。

さて、ここまでになると、高齢者じゃなくても、QOL(クオリティ・オブ・ライフ/生活の質)にまで影響してくるレベル。冗談じゃなくて、定年退職した人には、日本の夏場だけフィリピンに数ヶ月滞在する「避暑移住」を勧めたくなります。

まぁ、人によっては、花粉症もあるだろうし、冬の寒さが大の苦手ということがあっても、体温と同じぐらいの気温が、何日も何夜も続くのは、ちょっと耐えがたい。本当に死んじゃう人がいるぐらいですから。

ということで、今年の夏のバカンスシーズンは、ほぼ終わってしまいましたが、来年の夏には、我が家のゲストハウスを、避暑移住の拠点として宣伝してみましょうか?
「酷暑の日本を離れて、涼しい常夏のフィリピン、ネグロス島へ」
涼しい常夏というのも、何か変ですが。


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