2021年4月15日木曜日

再び感染者急増のネグロス島

新型コロナ感染者がまたもや爆発的に増加して、厳格なロックダウンに見舞われたマニラ首都圏に遅れること約1ヶ月。ここネグロス島を含む西ビサヤ地方にも、その影響が押し寄せて来ました。

本日(2021年4月15日)、フィリピン保健省の下部組織、保健開発センターから、西ビサヤ地方の新型コロナ感染者数のレポートが出ました。それによると、ピークだった昨年9月を上回る数の新規患者数(一週間当たり)が発生。私の住むシライ市でも、最近はずっと10人前後で安定していたのが、4月に入って30名以上に急増。

そして身近なところでは、先週末、何と家内の勤務する、フィリピン教育省のシライ・オフィスの職員一人がコロナ感染の疑いで、病院へ緊急搬送される事態に。シライ市内にある公立総合病院では、おそらく医療従事者から陽性反応が出たんでしょうね。大勢の医師や看護師が隔離中で受け入れ不可。やむを得ず、州都バコロドの病院に運ばれたそうです。

昨年も似たようなことがあって、その時は、感染が疑われた人の検査結果が確認されるまで、2週間近くもかかり、陽性反応が出たのは、自宅待機していた職員の隔離期間が終わった後でした。

さすがに1年経って、検査結果も早くなり、今回のケースでは早々に陽性の判定。さらに、そのご家族まで感染していたことが分かり、急遽、全職員が検査を受けることになりました。もちろん月曜日から家内は、以前同様の在宅勤務。

なるべく人混みを避けて、今朝早くに出かけた家内。すぐにでも結果が分かるのかと思いきや、五日もかかるとのこと。これでは、結果が分かった頃には、またも隔離期間がほぼ終わってます。

今のところ家内に変わったところはないけれど、万が一でも陽性だったら、私も息子もメイドのライラも、自宅ごとロックダウン。症状が出ても、入院できるかどうか難しく、想像するだけで恐ろしいことになります。

西ネグロス州全体でも、マニラのような全面的な都市封鎖には至らないものの、ラクソン州知事によって、午後8時から朝4時までの夜間外出禁止令が発令されました。同じタイミングで、日本でも「マンボウ」こと蔓延防止措置として、午後8時以降の飲食店の営業自粛要請が出ましたが、こちらはそんな生やさしいものではなく、警官がパトロールをして違反者が見つかれば、問答無用で即お縄。

お陰で、ここ最近元通りになっていた、夜間の野外ディスコやカラオケの騒音がピタっと止みました。これだけならば、私には喜ばしいことながら、さらに感染者が増えたりすると、昨年の今頃と同じ、正真正銘のロックダウンに戻りかねません。

というわけで、またもや予断を許さない状況になっているネグロス島です。



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