2022年6月6日月曜日

やっと届いた戸籍謄本

 日本での投函からちょうど3週間かかって、息子のパスポート更新のためEMSで送ってもらった戸籍謄本が、本日ようやくここネグロス島シライ市の郵便局に到着。

前回の投稿に記したように、関空からマニラまでは4日で到着しているのに、国内で17日も費やしたことに。日本郵便のホームページで調べたら、料金は1,900円でフィリピンまでは2日で届くことになってます。

クリスマスシーズンとかじゃないのに、マニラまででその倍の4日かかってるので、これマジで改定が必要ですね。加えて、フィリピンの地方都市への送付は、そこから週単位が必要、みたいな注意書きも。

それにしても、私がフィリピンと関わりを持った四半世紀前から、この国の郵便サービスの酷さは有名でした。今回、紛失だけは免れたことをもって、幸運だったと言うべきかも。

だいたいが届いたと言っても、自宅まで配達してくれたのではなく、こっちがわざわざ郵便局まで、何度も無駄足を踏んで取りに行って、窓口で受け取ったのが実態。さらにそこで、数百円とは言え、追加の手数料を取るって、どういう了見なんだか。

そのシライ郵便局。サービスの悪さを体現するように、何か所も割れた窓ガラスは放置され、外観も内部も荒れ果てた雰囲気。四つある窓口の二つは「永久放棄」といった佇まいで、写真だけ見るとまるで監獄。





実はこの件、週一回のイロンゴ語(西ネグロス島の方言)のレッスンでも、話題にしてます。家庭教師のバンビによると、国内ならば LBC、海外への発送は、DHL、FedExなど民間の宅配業者がある。よほど貧乏でもない限り、遅配・紛失・盗難の三拍子揃った最低のサービス品質の郵便局を頼る必要がありません。

さらにコロナ禍以降、Lazada、Shopee のようなネット通販が普通になったし、日本のアマゾンに発注したら、数日で自宅までちゃんと届きます。

ただフィリピンには、「よほど貧乏」な人が、まだまだ少なくないので、郵便局が消滅していないだけ。当然、客単価が思いっきり低いのは容易に想像できる。設備は老朽化しても修理できず、給与が高いはずがないので、職員のレベルも下がる。その結果、小包の中身を抜き取る犯罪が横行。悪循環が断ち切れないんでしょうね。

先週ごろには遅配じゃなくて紛失を心配して、FedExでの再送を頼んでたぐらい。幸い、そちらを送る直前にEMSが間に合ったので、無駄な支出をさせなくて済みました。書類だけでも郵送費が1万円近くかかりますからね。

ということで、当初の予定から遅れること4週間近く。やっとセブの日本領事館へ、息子のパスポートを取りに行くことができます。やれやれ。



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