2022年10月10日月曜日

還暦祝いロスト症候群

気がつけば前回から1週間も経ってしまいました。還暦祝いという、かなりデッカい人生イベントが終わってしまい、何となくガックりきちゃったんですよね。歌い過ぎの反動から、この一週間は、ほとんどボイストレーニングもしてないし。 

7年前の2015年の誕生日の直後にも、同じような投稿してました。(バースディ・ロスト症候群)この時は、フィリピン・ネグロス島暮らしが軌道に乗り、パーティにたくさんのお客さんが来てくれて、気分が高揚してたんでしょう。終わった後の落差が激しかったのは、今回も同様。

さて、還暦祝いパーティについて。全体としては、いろいろ用意したプログラムは概ね好評のうちに終了しました。中ダレもなく、フィリピンでのイベントにしては、まあまあ上手く進行できたと思います。

何と言っても、司会を願いした家内の従弟パウロ君の功績が大。喋りのプロでもないのに、こういうことを任せると実に活き々き。私の子供の頃から最近までのスライドショーには、事前に準備した各写真のキャプションをちゃんと練習して来てくれてたし、最後のミニ・コンサートでの歌や伴奏者の紹介も、なかなか堂に入ったもの。

土曜の夕刻6時集合で、始まったのは6時半ぐらい。そこから2時間半程度で終了が夜9時。ちょっとトラブったのは、メインの歌唱のところで、会場となったレストランのパーティルームの音響が突然の不調と、家内がサプライズで用意してくれた、私の友人たちからのビデオメッセージが、プロジェクターに投影できなかったことぐらい。

音響に関しては、こんなこともあろうかと、私が持参したJBLのブルートゥース・スピーカーを使って事無きを得ました。ビデオメッセージについては、連絡不足による純粋な技術的トラブル。実は家内が私に内緒で、学生時代やフィリピンに移住してからの日本の友人、それに親しいフィリピンの親戚たちに頼んで、短いビデオメッセージを用意してくれてたのでした。

せめて「USBメモリーを使う」ぐらいは言ってくれたらよかったのに、パソコンにUSBポートは付いてる?と聞かれただけ。それも、プロジェクターとの接続について話してる最中だったので、USBのタイプCがあるという意味で「付いてる」と答えてそれっきり。

最近普及し始めたタイプCって、電源やモニターも含めてオールマイティな接続が可能。でも差し込みの形が旧来のものと全然違って、USBメモリーを使うにはアダプターが必要なんですよ。それが伝わってなくて、急にメモリー渡されても無理だって。

メッセージ自体は、帰宅してからゆっくり拝見したんですが、家内にしてみれば、せっかくの苦労を台無しにされた格好で、しばらく機嫌が悪くなってしまいました。知らんがな。

そんなこんなで、会場のレンタル、食事の準備、飾り付け、新調したドレスなどなど、全部含めて10万円仕事という感じでしょうか。プロジェクターは家内の職場から借りたし、歌った時のプロ・ダンサーは親戚のサラとその義妹ドリー。伴奏は私のイロンゴ語家庭教師のバンビとエイプリルという、ボランティア。司会は前述のパウロだし、ずいぶんと助けてもらいました。

最終的には、ゲスト約70名のパーティ。同規模のを日本で開催したらどうなるか? ネットによると結婚披露宴の場合、一人当たり1〜1.5万円が相場と言いますから、下手すると100万円ぐらい飛んじゃうかも知れません。まぁやり方にもよるんでしょうけど、そんなにかかるんですね。



ところで、還暦だから衣装のテーマカラーは赤と、安直に決めたのはいいけれど、実際、赤い服の男女が70人も集まって、飾り付けが全部赤だと、どう見ても春節祝い。中国系住民が多いフィリピンでは、旧正月の頃になるとショッピングモールがこんな感じになるんですよ。


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