2018年5月11日金曜日

ハイトーンの魅力 フィリピナ・シンガー Beverly

約10年前、フィリピン移住を考え始めた頃。実現したら、日本の新刊本と新譜CDが、諦めざるを得ないものの筆頭だと思ってました。すでに電子書籍はあって、私もリーダー端末の開発に携わったりもしてましたが、日本の大手書店はイマイチ乗り気ではなかったし、音楽配信もまだまだの感。

ところが気がつくと、iPadの登場とアマゾン+キンドルの大攻勢で、乱立していたフォーマットは瞬く間に淘汰され、音楽に至っては、もう何年もCDを買わず、ネット経由の配信サービスばかり。ユーチューブでも、アーティストによっては、高画質・高音質のPOVが合法的に閲覧可能なので、そこからダウンロードする手もあります。

さらには、ネット経由で本も音楽も、日本にいるのとさほど変わらないレベルで情報が流れてくるし、気の利いた記事なら、ダウンロード購入できるサイトにリンクまで張っている。おかげで、移住してからも、ずいぶん衝動買いしてしまった。そんな状況で、つい iTunes でポチってしまい、すっかりハマって毎日のように聴いてるのが、ビバリー(Beverly)の楽曲。

ご存知の方も多いとは思いますが、ビバリーは、日本で活躍するフィリピンの女性シンガー。まだ23歳ながら、一度耳にしたら忘れられない、パンチの効いたハイトーンボイスで、2016年デビュー以来ヒットチャートを賑わしてるそうです。私は全然知らなかったんですが、CMやテレビドラマのテーマソングも歌ってるんですね。(しかも仮面ライダー!)

彼女は、最近日本の芸能界で多く活躍する日比のハーフではなく、生粋のフィリピン人。19歳の頃から、フィリピン国内だけでなく、アメリカやカタールの歌唱コンテストで数々の賞を勝ち取り、日本の音楽プロデューサーの目に止まって、日本デビューとなったそうです。

元々日本の音楽やアニメが好きで、日本に行きたいと、かねがね希望していたというビバリー。購入したアルバムには日本語の曲もあって、聴き流していれば、日本人が歌っていると思うほど。レコーディングに際しては、相当苦労したとのことですが、子供の頃から、日本語の発音に慣れ親しんだ影響も大きかったでしょう。

私は、フィリピン人シンガーだからと言って、無条件に応援したりはしません。やっぱり彼女の歌がツボにハマったんです。すごいパワーですからね。そして元来私は、男女を問わず、ハイトーンボイスに魅力を感じやすいようです。

高校時代からの私の好みを紐解いてみると、アバの二人のボーカル、アグネッタとアンニに始まり、フレディー・マーキュリー、レベッカのノッコ、山下達郎、徳永英明...。極めつけは、3オクターブを誇ったジョー山中。今でも「ララバイ・オブ・ユー」や「青春の終章(あしたのジョー挿入歌)」を聴くと、泣きそうになります。

実は私は、テノールとして、カトリック教会で聖歌隊に所属していたこともありました。一応ボイストレーニングを受けて、2オクターブぐらいは出せます。なので、ハイトーンボイス好きなのは、自分で歌いやすいというのもあるでしょう。とは言っても、素人が2オクターブ出せるというのと、人様からお金を頂いて歌う2オクターブは、比べること自体が失礼ですね。

私のことはどうでもよくて、ビバリー嬢のお話。
まだデビューしてから2年で、これから、もっともっと活躍しそうなシンガーのビバリー。差し当たっては、来る6月14(木)〜17(日)に上野公園で開催される、海洋アジアの絆 /  Philippines EXPO 2018 というイベントに出演するということなので、興味のある方は、ぜひ彼女のハイトーンボイスを、生で聴いてみてください。

というか、私が聴きに行きたいんですよ〜。







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