最後の最後にぶち当たった難関、電気引き込み工事の目処が立ち、仮配線ながらようやく照明だけは使えるようになり、昨日の金曜日(2019年10月18日)全館点灯テストを敢行。
母屋の時に感じたのと同様、やっぱりライティングがあると、もう建設現場ではなく住むことができる家。間取りが、30年前に建て替えてしまった、兵庫県尼崎市にあった私の実家を再現したものなので、新築なのに郷愁を覚えてしまいます。玄関の扉を開ける時、つい「ただいま」と言ってしまいそう。
10日前の投稿で、電気の引き込みを電力会社に依頼するための図面や書類を準備中と書きました。実は申請してからちょっとトラブル。何と工事費用が3万ペソ(約6万3千円)との見積もり。いくらなんでもそれは高過ぎ。母屋の時は、数千ペソだったはずなのに。
そこで地元に厚い人脈のある家内。ママ友の旦那さんがセネコ(CENECO ネグロス中央電力)勤務なので、相談に乗ってもらうことに。旦那さんの名前はガブリエル。実に気さくなオッちゃんで、わざわざ土曜日の午前中に、奥さんのケネスと一緒に我が家まで来てくれました。
間取りと配線を一通り見て「使用電力見積もりが多過ぎ」。電力計算をした電気技師がエエ加減なのか、冷蔵庫やエアコンの消費電力を一昔前の規定で算出していたらしい。使う電力が増えると工事費も高くなる仕組みで、特にエアコン3台分が効いた。
結局、電力計算なしのテンポラリー(仮工事)で、十分賄えることが分かり、配線工のサルディに来てもらって、その場で仕様と必要電材を指示。なんじゃそりゃ。
そういう経緯があって、週明けからやっと分電盤の買い付け。取り付け作業が昨日終わって、取り敢えず母屋から電源ドラムを使って、照明と換気扇は無事動作確認ができたという次第。
こんな事なら、真面目に手続きなどせず、最初からガブリエルに頼めばよかった。以前に比べればかなりマシになったとは言え、こういう所は相変わらずのフィリピン。「知り合い」「友達」が幅を利かせる旧体質。ただ、当のガブリエルが、謝礼を一切受け取らなかったのは立派。
それにしても、最後の方で分電盤を付けるので、折角塗装まで終わった壁を盛大にカチ割るのには、施主の心が痛みました。これもフィリピン的な仕事の進め方。効率の悪いことおびただしい。
ということで、当初4ヶ月のはずだった工期が、7ヶ月目に突入した10月。ようやく今月中の竣工が見えてまいりました。
10/8〜10/19の出費
大工さん給料:14,425ペソ
電材:23,361ペソ
溶接機レンタル料:750ペソ
土砂・コンクリートブロックなど:2,480ペソ
セメントなど:10,385ペソ
塗料など:1,890ペソ
計:53,291ペソ
本日までの合計:2,012,136ペソ
家具や家電製品を買う前に、200万ペソに到達してしまいましたねぇ。
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