2019年10月2日水曜日

助っ人メイドは、子連れの二十歳

「ネタの宝庫」我が家のメイド、ライラおばさん。
時々ヘマもやらかすけど、働きぶりは概ね良い評価ができるレベル。唯一の難点が、ちょっと健康に問題があるところ。雨が続くと風邪引いたり、右膝が痛くなったり。特に厳しいのは、1週間も晴天で空気が乾燥すると、持病の喘息が。

呼吸困難になるほどひどくないとは言え、やっぱり見ていて可哀想になります。当然、本人も苦しくて、時々通院で1日仕事を休んだり。

本来なら今の時期、9月から10月は雨が多く、台風被害も頻発するフィリピン。ところがどういうわけか今年は、ネグロス島より、遠く日本を直撃する台風ばかり。これもエル・ニーニョの影響でしょうか。

そして空気が乾き、ネグロス全島を覆うサトウキビ畑から焼畑の煙が漂うと、てきめんにライラの咳が悪化する。それほど経済的に余裕はない中、ちゃんと通院しているライラ。咳の原因はアレルギー。日本の花粉症とは違い、患者数はそれほどでもないにしても、咳やクシャミなど、いかにもアレルギーの症状を訴える人を時々見かけます。

さて今回は、いつになく長引く咳。ライラが家内に相談して、1週間病欠することになりました。ライラの不在を埋めるために、16歳の姪っ子に助っ人を頼んでみるとのこと。ライラの姪だからメイラか?

この仮称メイラ嬢、まだ高校に通うはずの年齢ですが、何の事情か登校はせず、国が教育支援の一環として行なっている、学外への教師派遣を利用しているらしい。その関係で、シライ市教育委員会勤務の家内を、どこかで見たことがあると言ってました。

期待してたら、ライラから家内の携帯に、やっぱり子供過ぎて無理との連絡が。う〜ん、これで今週は、ワンオペ主夫かと観念。(というほど大層な仕事量でもないですけど)

ところが事態は再度変わって今日。昼前に家内と息子に届ける弁当の用意をしようかというタイミングで、今からライラが助っ人メイドを連れて来ると、職場の家内から電話。

やって来たのは、二十歳のティンティン。しかも子連れ。最初は弟かと思ったら、ティンティン自身が産んだ三歳児。高校を卒業するかしないかのタイミングでの出産ということになります。フィリピンではよくある話。


それはさておき、ライラが紹介するだけあって、気立ては良さそうだし明るいし。折角来てくれたので、ライラに1時間だけ弁当の準備と配達をお願いしたら、ティンティンは待っている間に、自発的に居間の掃除。

ということで明日から、たった二日間の臨時雇いながら、子供を実家に預けて、朝8時から夕方6時まで、我が家に来てもらうことになりました。

ちょうどお昼時だったので、ライラとティンティン、そして三歳の男の子が、台所の隅にあるテーブルで、残っていたおかずを昼食に。食べている間、お米や調味料の置き場所、飲料水の購入について、何かとレクチャーしているライラ。


ライラが辞めるわけではないけれど、新旧メイド間で業務引き継ぎする風景は、初めて見ました。今までは、里帰りしたまま帰って来なかったり、家内がクビにしたケースばかりだったもので。


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