2019年10月9日水曜日

マクドが街にやって来た



もう一週間ほど前のお話。
私たち家族が移住した、ここネグロス島シライ市に、マクドナルドが開店しました。1940年(昭和15年!)にアメリカ、カリフォルニアで創業。2013年現在で、全世界に3万5千を超える店舗を展開するマクドナルド。

当然、フィリピンにも進出済みで、その知名度の高さと存在感は日本と同等レベル。ただし、日本以上に食生活のアメリカナイズが進んでいるフィリピンと言えども、ファーストフード人気ナンバーワンは、マクドナルドではなく、圧倒的な差を付けてジョリビー。日本でも長く1位だったのが、最近は僅差ながら、モスバーガーに競り負けているそうですね。

とは言うものの、やっぱりグローバル企業の超有名ブランド。50万都市の西ネグロス州都バコロドならいざ知らず、人口13万足らずの地方都市シライ。マクドナルドが出店となると、かなりの話題になります。20年以上前、この街に初めて来た頃を思うと隔世の感。

ちなみに、今やフィリピン人のソウルフード化しているジョリビーは、ちょうど1年前に、ショッピングモールのガイサノ内テナントとしてオープン済み。シライ市内の2号店となる、ドライブスルー併設の独立店舗を準備中という段階。(我が街シライにジョリビーがオープン

その他のチェーン店では、串焼き鶏専門店「マン・イナサル」に、コンビニエス・ストアの「セブンイレブン」。流通大手の「フードマン」「ロプェス」「プリンス」、「セーブモア」。近々、ホームセンターで有名な「シティ・ハードウェア」も、市の中心部に出来るらしい。

つまり、マクドナルド・シライの開店は、この5〜6年の、シライへの出店ラッシュの一環という見方もできます。まったくの偶然ながら、私たち家族が日本から引っ越してきたのが、2013年の6年前。このブログで事あるごとに書いているように、本当に1960〜70年代の、活気溢れる日本を見ているよう。

ところで、フィリピンでのマクドナルドの呼び方。日本では西と東で「マクド」「マック」に二分されていますね。私は関西の生まれ育ちなので、学生の頃から「マクド」。マックと言ったら、どうしてもファーストフードより、アップルのコンピューターを思い出してしまいます。

こちらも偶然ながら、フィリピンでの略称が「マクド」。正確には、日本式の "Makudo" じゃなくて "Makdo" なんだそうですが、私が関西訛り丸出しで「マド」(「ク」にアクセント)と発音しても、一応通じます。

前置きが長くなりましたが、開店当日の10月1日、私も「マクド・シライ」に行ってきました。さすがにマーク・ゴレツ市長出席のオープニングセレモニーの時間は外したものの、平日昼過ぎでもお客さんで大賑わい。


昔からある、独立した2階建商業建築物を全面改装。店が広くて客席数が多いので、混雑が緩和して見えるのを割り引いても、昨年9月のジョリビー開店時ほど、熱狂的な感じではありません。王者ジョリビーとの格の違いを感じてしまいました。



二階の窓から見える
サンディエゴ大聖堂

ただ、私個人の好みから言えば、やっぱり昔から慣れ親しんだマクドの味に軍配を挙げたい。それほど頻繁に利用する気はないけれど、一ヶ月に一度ぐらいなら、ジョリビーの甘いスパゲティーより、ビッグマックを食べたくなりますね。

何にせよ、選択肢の幅が広がるのは大歓迎。たまに家内の里帰りに訪れる街ではなく、ずっと住んで、骨を埋めようという場所ですから。


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