2022年5月31日火曜日

フィリピンでウケる卵焼き

 このブログで卵焼きの話をするのは2回目。もう5年前に、家内の親友マジョリーとその娘さんのゼニアが、私の作った卵焼きを喜んで食べてくれたという投稿が最初でした。(卵焼き大好きフィリピーナ

私は生まれ育ちとも関西ですが、子供の頃に母がお弁当に入れてくれたのは、関東風と言われる砂糖入りの甘い味付け。卵焼きと言えば、ほんのり甘いのが当たり前と思って育ちましたが、塩で味付けした卵焼きもあるんですね。

プロの料理人ならともかく、素人感覚では卵焼きなんて簡単にできるし、ホームパーティに出すほどのご馳走でもない。せいぜい家内の弁当に入れる定番アイテム。ただ、おにぎりとか卵焼きって、フィリピンでは滅多にお目にかからないせいか、珍しがった家内の同僚が、ちょっと味見させてとなることがあるらしい。

これが評判になって、昨日の夕食時に家内から「明日、定年退職する人が卵焼きを気に入って、旦那さんに食べさせたいと言ってるから、作ってあげて。」と頼まれてしまいました。

そして私の卵焼きも、母譲りの甘い味付け。今はサトウキビの島ネグロス在住なので、使う砂糖は地元のブラウンシュガー。どうやらこれが、フィリピン人の口にも合うらしい。トマトソースやマーガリンが甘く味つけられてるお国柄。それにしても「旦那さんに食べさせたい」とは、たいへんな惚れ込みよう。

別にそれほど凝ったことは、やってないんですよ。

生卵2個を溶いて、砂糖と醤油を少し。出汁は本だしの省エネ調理。唯一凝ってると言えるかも知れないのは、日本から持ってきたセラミック製の四角い卵焼き器を使ってることぐらい。

腕前の方も、全然大したことなくて、フワフワ仕上げがどうしてもできない。せっかちだから、ゆっくり火を通してというのが苦手。それでも家内も息子も、美味しい美味しいと食べてくれるので、敢えて技術革新は目指さない、マイペースな主夫。

それでも、そこまで喜んでくれる人がいるんなら、頑張りましょうとばかりに、今日は卵6個で、3本作った卵焼き。出来栄えは、相変わらずフワフワには程遠いものの、まぁまぁという感じ。チーズでも巻こうかと思ったけれど、最初に食べたのと印象が違うと、逆にがっかりさせるかもと思い、やめときました。

ということで、いつものように弁当と一緒に、メイドのライラおばさんに家内の職場への配達を頼みました。歩いて15分ぐらいの距離なので、弁当は早朝ではなく昼前にのんびり作れます。何事もユルユルなフィリピン主夫。

しばらくすると、家内からFBメッセンジャーで連絡が来ました。「ありがとう、オバちゃん嬉しい。」昔の電報みたいですが、どうやら喜んでいただけたようです。


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