2022年5月20日金曜日

間に合うか戸籍謄本


 早いもので、前回の投稿からもう一週間ちょっと。またもや放置になってしまいました。

さて前回は、息子のパスポート更新のために、セブにある日本総領事館に書類を提出したというお話。失効してたので更新ではなく新規申請になってしまい、6ヶ月以内に発行された戸籍謄本が必要で慌てたのは、すでに書いた通り。

それでも、取り敢えずは書類と古いパスポートは受け取ってもらって、日本で戸籍謄本を入手し、それをスキャン・PDFにしてメールすれば、手続きは進めておきますとのこと。

早速、日本にいる弟に連絡して、領事館にメールするところまでは、すんなり漕ぎ着けたものの、問題は原本の送付。普通郵便で送ったりしたら、何ヶ月も待たされた挙句に、郵便物は紛失なんてことになる、フィリピンの郵便事情。弟にはフェデックスで送ってくれと頼みました。ところがなぜかEMSで発送したとの連絡が。

まぁ、普通郵便に比べれば、EMSは、スピードも信頼も格段に上とは言え、急ぎの場合はどうなんでしょう。ホームページで調べたら、日本からフィリピンに書類を送るのなら、二日で届くと書いてあるし、郵便物ごとに付加された問合せ番号を入力すれば、今どこにあるかの追跡もできますが...。

案の定、関空の国際郵便局から発送されてから、丸三日間音沙汰なし。航空便なら一日でマニラには着くはずなのに。結局ようやくマニラの国際交換局に到着したのが金曜日の今朝。もうここまでで五日目。さらに土日を挟むので、火曜日のセブ行きに間に合うかどうかは、微妙な情勢になってきました。

こういうことがある度に思うのは、絶望的なまでにIT化が進まない、日本のお役所仕事。

もちろん内部の業務は、それなりにIT化されていて、何もかも紙に印刷してハンコ押してるばかりでもないんでしょうけど、顧客サービスの点では、まるっきりの20世紀というか昭和が続いている感じ。

戸籍云々の話以前に、そもそも個人が特定できればそれでいいはずなので、マイナンバーを普通に使えば、あらゆる場面でペーパーレス/オンラインができたはず。最近では、コロナのワクチン接種事業でそこが指摘されてましたね。

マイナンバー制度が導入されたのは、私たち家族がフィリピンに移住してから。国内に住民票がないと支給されないので、実際に使った経験はありません。ただ、一体どういう制度設計をしたのか、結局使い物にならないんだそうです。

当初、マイナンバーってアメリカの社会保障番号みたいなものだと思ってました。カード一枚あれば、いちいち役所に行かなくても、銀行口座開設やクレジットカード作成、納税も健康保険も年金の受け取りまで、ぜんぶこれで済む。便利なことこの上なしだけど、悪用されれば、ありとあらゆる個人情報がダダ漏れになるリスクもある。

ところが実際には、ほぼ何の役にも立たない。まず番号そのものを極秘扱いしちゃったのが大失敗。極秘にするのは番号じゃなくて、「暗唱」番号のはずなんですけどね。銀行カードやクレジットカードもそうだし。もっと言えば、指紋なり何なりの生体情報を使ってもいい。

マイナンバーを必要な相手に知らせるのに、簡易書留で書類を送るって本末転倒もいいところ。スマホやパソコンで入力できなかったら、今のご時世、存在意義が皆無でしょうに。

要するに、使い物になるマイナンバー制度があれば、世界中どこに住んでも、パスポートはすぐ発行してもらえるし、在外選挙にも役立てられるはず。あと何年かしたらお世話になる年金受け取りも然り。

ということで、マイナンバーのダメ出しブログになっちゃいましたが、差し当たっての問題は息子のパスポート。フライトは昼過ぎなので、当日の午前中に、ここネグロス島シライ市の郵便局に届けば何とかなるんですが、さてどうでしょう。

実は今回のセブ渡航は、ちょうど息子の夏休みでもあるし、前から一度行ってみたかった、セブ・マクタンの近くにあるリゾート、カオハガン島訪問も予定に入れてます。日程を遅らせる手はあるものの、6月以降は雨季になるし、学校も始まるし。悩むところですなぁ。



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