2022年7月30日土曜日

メイドの無断欠勤

 今更とは思いますが、フィリピンで人を雇う際の頭痛のタネが、無断欠勤。家を建てた時の大工さんや、水漏れ修理の配管工、最近では裏庭に置いたバンブーハウスの屋根葺き替え等々。来ると約束したのに来ない、連絡もない、という人が多過ぎる。

もちろん全員がそうではなく、今お世話になってるイロンゴ語(西ネグロスの方言)の家庭教師、週一で頼んでるマッサージ師は、時間を守るし、休んだり遅れたりの場合は、ちゃんと事前に連絡。個人差が激しいこと、この上なし。

私の知る限り、フィリピンで一番しっかりしてるのは、何を隠そう家内。時間厳守はもちろん、約束より早く目的地に行くあたりの感覚は日本人的。時間だけじゃなくて、金銭感覚も確かで、財布を丸ごと預けても大丈夫。

まぁ家内は、珍しい部類に属するかも知れないとしても、もう雇って3年にもなる、我が家のメイド、ライラおばさんには手を焼いてます。

仕事に関しては、ケチの付けようがない、抜群の安定感。言いつけなくても、自分で次の仕事を探してソツなくこなす熟練者。小銭をくすねることもないし、時には数千ペソの現金でも預けられる。それだけに惜しいのが、無断欠勤の悪い癖。

連絡があるケースでも、事前だった試しはなく、毎回事後。出勤時間を何時間も過ぎてから「今日は、子供の学校から呼び出しが...。」てな具合。

実は、このライラおばさん。先々週の月曜日から休み始めて、かれこれ丸二週間の大型連休。本当の無断欠勤は、最初の一日だけだったとは言え、火曜日に「喉が痛いので通院します。」と本人が言いに来たと思ったら、そこから一週間の欠勤。

ようやく翌週、高校生の息子から「お母さんは明日から復帰します」とテキストがあったのに、やっぱり出てこない。どうも携帯が壊れたらしく、直接の電話ができないらしい。

こうなると、何かヤバい病気なんじゃないか? ひょっとしてコロナ陽性? なんて、しなくてもいい心配を、してしまいます。最初から分かっていれば、2週間限定で、臨時雇いの手配もできたのに。

さて、多くのフィリピン人労働者の「無断欠勤」。フィリピンでは、比較的少数派の、こまめに連絡できる家庭教師のエイプリル嬢に愚痴ったら「それがフィリピンですから。」と、すでに悟りの境地に達してました。(苦笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿