本当は、ずっと前に投稿するつもりだったイラストが、一ヶ月以上遅れてしまいました。というのも、壊れたパソコンに描画データが入っていて、バックアップはしてあるものの、パソコン修理が終わってからでないと、取り出しが手間だったもので。
さてそのモデルさんは、フィリピンでは超有名なカトリオーナ・グレイ嬢。2018年のミス・ユニバースでの優勝は、まだ記憶に新しいところです。そして私が彼女を描くのも2回目。
ちょっと趣向を変えたのは、顔だけに集中したこと。このところ衣装や道具立て、背景に凝りまくった作品が続いたので、そろそろ「美女図鑑」の原点に戻ろうと思って...などと書くともっとらしいですが、要するに描き込み過ぎて疲れてきたんですよね。直近の人魚姫なんて、下半身の鱗を一枚づつ描いたりしたし。
我ながら、こういう波は定期的に訪れるようで、昨年(2021年)も顔と手、肩ぐらいまでのポートレートを4連作。そして今回は、首から上だけの本当に顔と頭髪のみ。ただ、それはそれで微に入り細を穿って描き込むのが、もう本能のようになってしまっているので、やっぱりそれなりの手間と時間は掛かりました。
すでにフェイスブックのグループでは一度披露しているので、「また同じネタか」と思った方には申し訳ないです。
改めて描いてみると、さすがに素晴らしい造形のカトリオーナのご尊顔。彼女だけでなく、世界的なミスコンで優勝したり、映画やドラマで売れっ子になる人って「美しい」だけではない、何かがあるんですよ。
飽くまでも私個人の感覚ながら、顔を構成するパーツの、目や鼻、口をバラバラに見てみると、意外に「美形」でもなかったりする。時には左右が微妙に違ってたり、面長過ぎたり。ところが全体として見ると、えも言われぬ魅力的な顔立ちになるから不思議。
何よりもすごいのが、誰にも似てない唯一の個性が輝いてる。想像だけで理想的なパーツを描いて組み合わせみるってのを、以前に何度かやったことがありました。出来上がりは整ってはいても、作り物みたいな顔にしかならない。
やっぱり神さまの造形力には、逆立ちしたって敵いっこないですねぇ。
過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。
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